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茜色の空に
第14章 夜を越えて~side真木~
「ねえ、真木さんはいつも私に触れるけど・・・なんで最後までしないんですか?」
彼女が不安そうな顔で、ベッドで俺の胸に顔をうずめて言う。
思わず俺は動揺した。
理由は・・・これ以上踏み込むのが怖くなったから・・・そのひとつに尽きる。
とりあえず、いつも彼女に言い聞かせているタテマエの呪文を唱える。
「いや、お前が慣れるまでは恐怖を与えたくないからだよ。
だってまだ、男が怖いだろ?」
そうタテマエだけど、事実でもある。
俺は、セックスへの恐怖を彼女から取り去るために、一緒に住み快感を与える。
でももう彼女の中の恐怖を取り去ってしまったら・・・それが俺とミクの別れのときだ。
俺はただの風俗の元締めの男になり、彼女はそこで働く風俗嬢になるだけ。
店もしくは元締めの組にとって、今の俺の行動は全くもって利益を生むものでもないと解ってた。
もし、これが公になってばれでもしたら、俺は多分痛めつけられてこの仕事には戻れないだろう。
そんくらい、俺は今公私混同している状態なのは自分の中で気づいていた。
彼女と身体を重ねないのは・・・最後の理性をなくさない為なのか、関係を終わらせたくないからかは解らなかった。
「真木さんなら、私・・・きっと怖くないと思うんです」
彼女はそう言って、俺の男でも性感帯になるそこを柔らかい唇で舐める。
思わず予想もしてなかった快感に、俺の身体は反応し下半身が勃ちあがりはじめる。
彼女が不安そうな顔で、ベッドで俺の胸に顔をうずめて言う。
思わず俺は動揺した。
理由は・・・これ以上踏み込むのが怖くなったから・・・そのひとつに尽きる。
とりあえず、いつも彼女に言い聞かせているタテマエの呪文を唱える。
「いや、お前が慣れるまでは恐怖を与えたくないからだよ。
だってまだ、男が怖いだろ?」
そうタテマエだけど、事実でもある。
俺は、セックスへの恐怖を彼女から取り去るために、一緒に住み快感を与える。
でももう彼女の中の恐怖を取り去ってしまったら・・・それが俺とミクの別れのときだ。
俺はただの風俗の元締めの男になり、彼女はそこで働く風俗嬢になるだけ。
店もしくは元締めの組にとって、今の俺の行動は全くもって利益を生むものでもないと解ってた。
もし、これが公になってばれでもしたら、俺は多分痛めつけられてこの仕事には戻れないだろう。
そんくらい、俺は今公私混同している状態なのは自分の中で気づいていた。
彼女と身体を重ねないのは・・・最後の理性をなくさない為なのか、関係を終わらせたくないからかは解らなかった。
「真木さんなら、私・・・きっと怖くないと思うんです」
彼女はそう言って、俺の男でも性感帯になるそこを柔らかい唇で舐める。
思わず予想もしてなかった快感に、俺の身体は反応し下半身が勃ちあがりはじめる。