この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
茜色の空に
第14章 夜を越えて~side真木~
「傷つけられても・・・私は直哉さんが知りたいです・・・何故だからかは解らないけれど。
直哉さんに触れられると、私怖くないし嬉しいんです。
そして、直哉さんに触れたいし触れあいたいって思うんです・・・
これがどういう感情かは解らないけれど・・・あなたとずっと一緒にいたいって思う・・・」
ミクが必死に俺を見つめて、そう言うと彼女の瞳から雫が流れ落ちた。
俺は家族もいない、友人もいない・・・ずっとひとりで生きていくしかない・・・そう思っていた。
ひとりでいる事が、誰かを守る事に繋がる・・・そう思って人と関わる事を避けて生きてきた。
俺とミクのこの感情がどんなものか解らないし、この関係が許されるものになるかどうかももう解らない。
今までの生活に戻れない事になるかもしれない・・・それでも・・・
俺は、やっぱり人間の感情を捨てきれなかった。
もう一人で生きているか死んでいるか、解らない生活を続けるのはうんざりだった。
それをこいつが・・・ミクが思い出させてくれた。
「ミク・・・俺が悪かったよ・・・
でも、もしかしたら元の生活には戻れないかもしれないし。
俺はこの仕事しかしらねぇしさ・・・多分この仕事しかできねぇけど・・・
やっぱり俺・・・一人でいるのが怖い・・・」
そっと指でそう言いながら、彼女の頬に流れる雫を拭う。
そして、彼女の唇に俺の唇を重ねて優しくキスをした。
直哉さんに触れられると、私怖くないし嬉しいんです。
そして、直哉さんに触れたいし触れあいたいって思うんです・・・
これがどういう感情かは解らないけれど・・・あなたとずっと一緒にいたいって思う・・・」
ミクが必死に俺を見つめて、そう言うと彼女の瞳から雫が流れ落ちた。
俺は家族もいない、友人もいない・・・ずっとひとりで生きていくしかない・・・そう思っていた。
ひとりでいる事が、誰かを守る事に繋がる・・・そう思って人と関わる事を避けて生きてきた。
俺とミクのこの感情がどんなものか解らないし、この関係が許されるものになるかどうかももう解らない。
今までの生活に戻れない事になるかもしれない・・・それでも・・・
俺は、やっぱり人間の感情を捨てきれなかった。
もう一人で生きているか死んでいるか、解らない生活を続けるのはうんざりだった。
それをこいつが・・・ミクが思い出させてくれた。
「ミク・・・俺が悪かったよ・・・
でも、もしかしたら元の生活には戻れないかもしれないし。
俺はこの仕事しかしらねぇしさ・・・多分この仕事しかできねぇけど・・・
やっぱり俺・・・一人でいるのが怖い・・・」
そっと指でそう言いながら、彼女の頬に流れる雫を拭う。
そして、彼女の唇に俺の唇を重ねて優しくキスをした。