この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
茜色の空に
第3章 桜草を君に
バイトから帰ると、月光が部屋の外で膝を抱えていた。
月光が外にでてるって事は、胸くそわりぃあいつが部屋にきているって事だ・・・
俺はドアをにらみつけて月光に言った。
「下のばあさんの部屋に入れてもらえ。俺はあいつとあのババアを引き離すからとりあえずおまえは避難してろ!」
月光は涙目で俺をみて小さくうなづき、階段をおりる。
イライラしながらドアを思いっきり開けると、予想通りアイツがババアにDVの真っ最中だった。
「おう、久しぶりだなぁ・・・海渡。」
目の前にはババアの髪をつかみながら、にやつくあの男の姿があった。
短髪に180以上ある巨体の鷹の目をしたような危険なにおいがするこのクズ・・・白井亮太というこの男がババアに養育費を払っている月光の父親だ。
「このババアを今更殴ってなんになんだよ・・・確かに養育費は払ってるがそれは月光の権利だろうがよ・・・俺たちにもう関わるなっつってんだろ?」
俺が睨みつけてそう言うと、白井はニヤニヤと下卑た笑いで俺に言い放つ。
「なに寝言いってやがるガキが・・・俺はこいつと別れた気は更々ないのにこいつが浮気してやがるから体に言い聞かせてやがるんだろうが・・・」
髪を捕まれているババアは恐怖と涙で化粧もぼろぼろで泣いていた。
自業自得というべきだろうが、腐っても母親という事実は消えない。
月光が外にでてるって事は、胸くそわりぃあいつが部屋にきているって事だ・・・
俺はドアをにらみつけて月光に言った。
「下のばあさんの部屋に入れてもらえ。俺はあいつとあのババアを引き離すからとりあえずおまえは避難してろ!」
月光は涙目で俺をみて小さくうなづき、階段をおりる。
イライラしながらドアを思いっきり開けると、予想通りアイツがババアにDVの真っ最中だった。
「おう、久しぶりだなぁ・・・海渡。」
目の前にはババアの髪をつかみながら、にやつくあの男の姿があった。
短髪に180以上ある巨体の鷹の目をしたような危険なにおいがするこのクズ・・・白井亮太というこの男がババアに養育費を払っている月光の父親だ。
「このババアを今更殴ってなんになんだよ・・・確かに養育費は払ってるがそれは月光の権利だろうがよ・・・俺たちにもう関わるなっつってんだろ?」
俺が睨みつけてそう言うと、白井はニヤニヤと下卑た笑いで俺に言い放つ。
「なに寝言いってやがるガキが・・・俺はこいつと別れた気は更々ないのにこいつが浮気してやがるから体に言い聞かせてやがるんだろうが・・・」
髪を捕まれているババアは恐怖と涙で化粧もぼろぼろで泣いていた。
自業自得というべきだろうが、腐っても母親という事実は消えない。