この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
茜色の空に
第3章 桜草を君に
そして思いっきり顔を殴られ、ドアに叩きつけられる。

「今日のところはこれで勘弁してやるかぁ、感謝しろよ。おまえの母親に俺以外のチンコつっこむなよっていっとけよなぁ」

奴はそう言いながら、俺を蹴り飛ばして外に出て行った。

悔しくて涙が止まらない。

俺は奥にいるババアに叫んだ。

「おめぇのせいだからな!あんな男と関わるからこういう事になるんだバカ!いい加減迷惑なんだよ!」

俺はそういって部屋を飛び出す。

口の端が切れて血の味がする。

蹴られた箇所が激痛がする・・・少しひびくらい入ってるかもしれねぇ・・・

いますぐナイフを持ってアイツを殺してやりたい。

アイツさえ消えればすべて自由になる・・・アイツさえいなければ・・・そんなドス黒い感情が俺を支配しそうになる。

『水瀬くんは優しい人ですね』

その時そう言って笑う彼女の顔が頭に浮かんだ。

会いたい。

今、すぐに会いたい。

迷惑だし負担をかけたくないって解っていても、いま彼女に会わないと自分が消えてしまいそうだ。

俺は震える手で携帯の彼女の番号を押す。

「こんな時間にどうしたのですか?」

透き通った彼女の声を聞いた時に、情けねぇけど涙があふれてきてしまった。

そして一言だけ彼女に伝えた。

「会いたい・・・」
/281ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ