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茜色の空に
第3章 桜草を君に
そして思いっきり顔を殴られ、ドアに叩きつけられる。
「今日のところはこれで勘弁してやるかぁ、感謝しろよ。おまえの母親に俺以外のチンコつっこむなよっていっとけよなぁ」
奴はそう言いながら、俺を蹴り飛ばして外に出て行った。
悔しくて涙が止まらない。
俺は奥にいるババアに叫んだ。
「おめぇのせいだからな!あんな男と関わるからこういう事になるんだバカ!いい加減迷惑なんだよ!」
俺はそういって部屋を飛び出す。
口の端が切れて血の味がする。
蹴られた箇所が激痛がする・・・少しひびくらい入ってるかもしれねぇ・・・
いますぐナイフを持ってアイツを殺してやりたい。
アイツさえ消えればすべて自由になる・・・アイツさえいなければ・・・そんなドス黒い感情が俺を支配しそうになる。
『水瀬くんは優しい人ですね』
その時そう言って笑う彼女の顔が頭に浮かんだ。
会いたい。
今、すぐに会いたい。
迷惑だし負担をかけたくないって解っていても、いま彼女に会わないと自分が消えてしまいそうだ。
俺は震える手で携帯の彼女の番号を押す。
「こんな時間にどうしたのですか?」
透き通った彼女の声を聞いた時に、情けねぇけど涙があふれてきてしまった。
そして一言だけ彼女に伝えた。
「会いたい・・・」
「今日のところはこれで勘弁してやるかぁ、感謝しろよ。おまえの母親に俺以外のチンコつっこむなよっていっとけよなぁ」
奴はそう言いながら、俺を蹴り飛ばして外に出て行った。
悔しくて涙が止まらない。
俺は奥にいるババアに叫んだ。
「おめぇのせいだからな!あんな男と関わるからこういう事になるんだバカ!いい加減迷惑なんだよ!」
俺はそういって部屋を飛び出す。
口の端が切れて血の味がする。
蹴られた箇所が激痛がする・・・少しひびくらい入ってるかもしれねぇ・・・
いますぐナイフを持ってアイツを殺してやりたい。
アイツさえ消えればすべて自由になる・・・アイツさえいなければ・・・そんなドス黒い感情が俺を支配しそうになる。
『水瀬くんは優しい人ですね』
その時そう言って笑う彼女の顔が頭に浮かんだ。
会いたい。
今、すぐに会いたい。
迷惑だし負担をかけたくないって解っていても、いま彼女に会わないと自分が消えてしまいそうだ。
俺は震える手で携帯の彼女の番号を押す。
「こんな時間にどうしたのですか?」
透き通った彼女の声を聞いた時に、情けねぇけど涙があふれてきてしまった。
そして一言だけ彼女に伝えた。
「会いたい・・・」