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茜色の空に
第4章 真夏の向日葵
腰を抱き寄せられ、そっと抱きしめられる。
顔をあげて彼を見ると、青い瞳に引き込まれそうになった。
「み、水瀬くん・・・」
そう私が告げると、彼は私の頬をなでながら言う。
「なぁ、もうちゃんと付き合ってから3ヶ月くらいたつだろ?
そろそろ名前で呼んでくれてもいいんじゃねぇかな?
海渡って呼んでくれよ・・・」
どのタイミングで名前で呼ぶべきかなんて、解らなかった。
確かに、彼は前は草壁って名字で呼んではいたけれど、想いが通じ合ってからずっと私を下の名前の倫子と呼んでいた。
「そんな、いきなり言われても・・・なんだか恥ずかしいです・・・」
私がそう言って目を逸らすと、さらに顔を近づけて言った。
「名前で呼んでくれよ・・・お願いだから・・・」
彼のこういう行動は計算じゃなく天然でやっているとすれば、憎たらしくて仕方ない。
心臓がもたない・・・そう思う。
心臓の音がきっと彼にも聞こえているだろう・・・そう思いながら私は小さくつぶやいた。
「海渡・・・」
すると彼は不適に笑って言う。
「なんだよ・・・素直に言えたじゃねぇか。」
そしてさらに彼が顔を近づけてきて、私は静かに目を閉じる。
顔をあげて彼を見ると、青い瞳に引き込まれそうになった。
「み、水瀬くん・・・」
そう私が告げると、彼は私の頬をなでながら言う。
「なぁ、もうちゃんと付き合ってから3ヶ月くらいたつだろ?
そろそろ名前で呼んでくれてもいいんじゃねぇかな?
海渡って呼んでくれよ・・・」
どのタイミングで名前で呼ぶべきかなんて、解らなかった。
確かに、彼は前は草壁って名字で呼んではいたけれど、想いが通じ合ってからずっと私を下の名前の倫子と呼んでいた。
「そんな、いきなり言われても・・・なんだか恥ずかしいです・・・」
私がそう言って目を逸らすと、さらに顔を近づけて言った。
「名前で呼んでくれよ・・・お願いだから・・・」
彼のこういう行動は計算じゃなく天然でやっているとすれば、憎たらしくて仕方ない。
心臓がもたない・・・そう思う。
心臓の音がきっと彼にも聞こえているだろう・・・そう思いながら私は小さくつぶやいた。
「海渡・・・」
すると彼は不適に笑って言う。
「なんだよ・・・素直に言えたじゃねぇか。」
そしてさらに彼が顔を近づけてきて、私は静かに目を閉じる。