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令嬢は元暗殺者に恋をする
第20章 告白
「普段は街で一般人相手に占いをやってるが、あいつは人の死すらも読み取る秘術師だ」
サラは驚きに目を丸くする。
「秘術師! 聞いたことないわ。ま、魔法か何か使うの?」
突拍子もないサラの発言に、シンは呆れたように形のいい眉を寄せた。
「魔法? そんなわけないだろう。生まれたその人の持つ星から、死さえも読み取る特別な技術を持っているらしい。もっともあいつが言うにはそれは禁術らしいが」
「よくわからないけど、ほんとに凄いのね」
サラは感心した声をもらす。
「はっきり言って俺もよくわからない。もともとあいつの先代の師匠はアルガリタ王家に仕えていた占師だ。その占師が亡くなり、師からただひとりに受け継いだ弟子を王家の専属の占師として王宮に上げようと必死になって探しているらしいが……まあ、あいつはあんな調子で金にも権力にも興味を示さない。それにまさか、探しているその占師が裏街に潜んでいるとは相手も思いもしないだろうしな」
シンは愉快そうに笑った。
サラは驚きに目を丸くする。
「秘術師! 聞いたことないわ。ま、魔法か何か使うの?」
突拍子もないサラの発言に、シンは呆れたように形のいい眉を寄せた。
「魔法? そんなわけないだろう。生まれたその人の持つ星から、死さえも読み取る特別な技術を持っているらしい。もっともあいつが言うにはそれは禁術らしいが」
「よくわからないけど、ほんとに凄いのね」
サラは感心した声をもらす。
「はっきり言って俺もよくわからない。もともとあいつの先代の師匠はアルガリタ王家に仕えていた占師だ。その占師が亡くなり、師からただひとりに受け継いだ弟子を王家の専属の占師として王宮に上げようと必死になって探しているらしいが……まあ、あいつはあんな調子で金にも権力にも興味を示さない。それにまさか、探しているその占師が裏街に潜んでいるとは相手も思いもしないだろうしな」
シンは愉快そうに笑った。

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