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令嬢は元暗殺者に恋をする
第23章 抱きたい
シンの口から紡がれる星の物語に、サラはきらきらと瞳を輝かせた。
「すごいわ! どうして、シンはそんなに星のことに詳しいの?」
「小さい頃、母さんに教えてもらったから……」
「お母様に……」
サラの目がシンの左耳に揺れる紫水晶の飾りに向けられた。
ひとつだけしか見つけることができなかった母の形見。
「ねえ、お母様のこと聞いてもいい?」
遠慮がちに問いかけるサラに、シンはかすかに微笑んでうなずく。
「シンのお母様ってどんな方だったのかしら? あ、待って、想像してみる。あのね、とってもきれいで優しい人」
「どうしてそう思う?」
「だって、シンのきれいな顔立ちは絶対、お母様似だわ! それに、シンが優しいのもお母様ゆずり」
シンは照れたように笑い、サラのふわふわの髪をなでた。
手入れの行き届いた艶やかな髪が、するりと指先を滑っていく。
「すごいわ! どうして、シンはそんなに星のことに詳しいの?」
「小さい頃、母さんに教えてもらったから……」
「お母様に……」
サラの目がシンの左耳に揺れる紫水晶の飾りに向けられた。
ひとつだけしか見つけることができなかった母の形見。
「ねえ、お母様のこと聞いてもいい?」
遠慮がちに問いかけるサラに、シンはかすかに微笑んでうなずく。
「シンのお母様ってどんな方だったのかしら? あ、待って、想像してみる。あのね、とってもきれいで優しい人」
「どうしてそう思う?」
「だって、シンのきれいな顔立ちは絶対、お母様似だわ! それに、シンが優しいのもお母様ゆずり」
シンは照れたように笑い、サラのふわふわの髪をなでた。
手入れの行き届いた艶やかな髪が、するりと指先を滑っていく。

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