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令嬢は元暗殺者に恋をする
第28章 それぞれの思い1 ※
「う……あぁっ……んん……もう無理……」
冷たい壁に身体をあずけ、女は右手の人差し指をきつく嚙んで息つく間もなく責め続けるハルの攻撃に耐え忍ぶ。
脚が小刻みに震え、立っているのもやっとであった。
どのくらい刻が過ぎていったのかかわからない。
もはや、時間の感覚すら薄れてしまった。
大通りの人並みはいくぶん減ったものの、それでも、完全になくなったわけではなく、時折、通りすがる人たちの足音や談笑が耳をかすめていく。
休む間もなく抱かれ続け、昇りつめていく快楽と身体の限界に苦痛の悲鳴をあげ、その両方の狭間を行き来する女の顔に歪みが生じる。
「お願い……もう……」
「まだだよ」
背に投げかけられたハルの声には疲れも、息の乱れもない。
まったく衰えすら感じさせないハルの腰使いと終わりのみえない行為に、女は焦燥と恐れを抱く。
「だめ……こ、壊れちゃう……これ以上は……っ!」
「めちゃくちゃにして、と言ったよね」
「いやぁ……」
崩れかけた女の身体を手で支えながらも、ハルはいっそう激しく腰を叩きつけていく。
抜き差しを繰り返されるたび、開かれた女の脚の間から、溢れた蜜が滴り落ち地面を濡らした。
「……もう……ほんと……無理」
女は髪を振り乱し、いやいやをするように激しく首を振ると、肩越しにハルをかえりみ、その目に涙を浮かべながら、もうやめて、と嗚咽をもらし懇願する。
男に振られた腹いせと退屈しのぎに、ちょっと生意気そうな年下の男を軽く遊んでやるつもりが、反対に相手の巧みすぎる性技に屈服させられてしまった。
年下だと甘くみていたのが間違いであった。
見た目に反して相手は凄まじい牙を剥いてきた。
冷たい壁に身体をあずけ、女は右手の人差し指をきつく嚙んで息つく間もなく責め続けるハルの攻撃に耐え忍ぶ。
脚が小刻みに震え、立っているのもやっとであった。
どのくらい刻が過ぎていったのかかわからない。
もはや、時間の感覚すら薄れてしまった。
大通りの人並みはいくぶん減ったものの、それでも、完全になくなったわけではなく、時折、通りすがる人たちの足音や談笑が耳をかすめていく。
休む間もなく抱かれ続け、昇りつめていく快楽と身体の限界に苦痛の悲鳴をあげ、その両方の狭間を行き来する女の顔に歪みが生じる。
「お願い……もう……」
「まだだよ」
背に投げかけられたハルの声には疲れも、息の乱れもない。
まったく衰えすら感じさせないハルの腰使いと終わりのみえない行為に、女は焦燥と恐れを抱く。
「だめ……こ、壊れちゃう……これ以上は……っ!」
「めちゃくちゃにして、と言ったよね」
「いやぁ……」
崩れかけた女の身体を手で支えながらも、ハルはいっそう激しく腰を叩きつけていく。
抜き差しを繰り返されるたび、開かれた女の脚の間から、溢れた蜜が滴り落ち地面を濡らした。
「……もう……ほんと……無理」
女は髪を振り乱し、いやいやをするように激しく首を振ると、肩越しにハルをかえりみ、その目に涙を浮かべながら、もうやめて、と嗚咽をもらし懇願する。
男に振られた腹いせと退屈しのぎに、ちょっと生意気そうな年下の男を軽く遊んでやるつもりが、反対に相手の巧みすぎる性技に屈服させられてしまった。
年下だと甘くみていたのが間違いであった。
見た目に反して相手は凄まじい牙を剥いてきた。

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