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令嬢は元暗殺者に恋をする
第1章 プロローグ ※
 本音を言えば、昨夜、意識が途切れるまで何度もハルに抱かれ身体中が悲鳴をあげていた。それでも、そんな痛みすら払拭してしまうほど、ハルにまた抱いてもらえるのだと思うと下腹部のあたりがきゅっと切なく疼き、あらたな蜜があふれだす。

 答える代わりにサラは全身の力を抜いた。

 両脚を大きく広げられ、すでに熱く滾ったハルの塊が蜜口に添えられる。閉じ合わさっていた割れ目がぱくりと開き、ハルが欲しいとひくつきながら啼いている。

「あ、あ……っ」

 秘肉を押し広げるようにして、焦らすことなくハルの堅く漲ったそれがゆっくりと奥深くを目指して進入する。
 深く貫かれてサラは唇をわななかせた。

 昨晩、じゅうぶんに愛され解された蜜口は、わずかな抵抗もなくハルの怒張した男を受け入れ飲み込んでいく。

「あああぁ…っ! ……んっ」

 貫かれていく快感に、サラは声にならない声で喘ぎハルにしがみつく。
 やがてハルのものが根元までサラの奥深くへ到達し、子宮の奥をこすりつけるようにして腰を押しつける。

 互いの恥骨が擦れあい、挿入したままハルがじりっと振動を与えるたびに敏感な部分に得も言われぬ快感が走りサラは痙攣するように身を震わせた。
 いやいやをするようにして首を振るサラを抱きしめ、ハルは口づけを落とす。

 衣服をたくし上げられ、あらわになった胸にハルは手のひらで包むように添えやわりと揉みしだいていく。しだいに堅くなり始めた胸の先端を指先で転がされ、さらに、ハルの唇が寄せられた。

「ふ……」

 痺れるような甘い疼きにサラは声をもらす。
 恥ずかしいと言ってわずかにみせた抵抗も、この時にはすっかり消え去ってしまっていた。

「はぁ……っ」

 赤く尖った胸の頂きを、じっくりと味わうように舐められ吸われ弄ばれる。きゅっと指先でつままれた瞬間、サラは喉を仰け反らした。けれど、深く貫いたまま、胸の愛撫を続けるハルはいっこうに腰を使おうとはしない。
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