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令嬢は元暗殺者に恋をする
第43章 ハルからの贈りもの
その夜。
ベッドの上にちょんと座り、サラは枕元に置いたシンから贈られた口紅と昼間ハルが自分のために買ってくれた藍色のリボンを眺め、嬉しそうににこにこと笑っていた。
シンからもらった口紅はハルには絶対に言えないけど、でも、どれも私の宝物。
大切にするわ。
サラは口紅とリボンを手にとり、きゅっと胸に抱え込む。
今夜はハルは来ない。
でも、また明日の昼間会う約束をした。そのためにも宿題もちゃんと終えた。
やることはきちんとやろうねと、ハルと約束したから。
そこへ、扉を叩く音を耳にしてサラは扉の方に視線を向ける。
こんな夜更けに誰だろう。
返事をすると、扉が開かれ母であるフェリアが姿を現した。
母がこんな夜遅くに部屋に訪ねてくるなど久しぶりのことであった。
ベッドの上にちょんと座り、サラは枕元に置いたシンから贈られた口紅と昼間ハルが自分のために買ってくれた藍色のリボンを眺め、嬉しそうににこにこと笑っていた。
シンからもらった口紅はハルには絶対に言えないけど、でも、どれも私の宝物。
大切にするわ。
サラは口紅とリボンを手にとり、きゅっと胸に抱え込む。
今夜はハルは来ない。
でも、また明日の昼間会う約束をした。そのためにも宿題もちゃんと終えた。
やることはきちんとやろうねと、ハルと約束したから。
そこへ、扉を叩く音を耳にしてサラは扉の方に視線を向ける。
こんな夜更けに誰だろう。
返事をすると、扉が開かれ母であるフェリアが姿を現した。
母がこんな夜遅くに部屋に訪ねてくるなど久しぶりのことであった。

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