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令嬢は元暗殺者に恋をする
第49章 篠つく雨の……※
咄嗟に、ハルの手を押さえ込もうとするが、かなわなかった。
手を動かすことができなかった。
背後からハルに抱きしめられていたから。
抱きしめられながら、拒否できないように押さえ込まれていたことに気づく。
多分きっと、だめという抵抗の言葉は聞き入れてはもらえない。
いや、と言ってもハルはやめてくれない。
あきらめて受け入れるしかない。
ハルの手が腿の内側をなぞり、その手が徐々にサラの中心部へと滑っていく。
脚のつけ根に到達したその指先はうっすらとした茂みをなぞり、何かを探し求めるように、ゆっくりと的確に移動して……。
花びらを開きまっすぐ蜜口へと向かう。
指先に触れた蜜口は、丹念なハルの愛撫によって、すでにしっとりと潤っていた。
「濡れてる。感じてくれてるんだね」
サラはかあっと顔を真っ赤にさせた。
「嬉しいよ、サラ」
まだ慣れていないサラにとって、直接花の芽に触れてしまえば刺激が強すぎる。
ハルの指先がにじみだした蜜をすくい、その蜜を塗り込めるように花芯を柔らかく愛撫する。
「もっと、素直に感じて。怖がらず俺の指に意識を集中して」
円を描くように優しく、そして、楽器をつま弾くようにはじき、中指の腹でゆるりと上下にこすりつける。
たっぷりと蜜をまとった花芯から指を滑らせないよう、ハルの人差し指と薬指が脚の付け根に固定され、優しく一定のリズムで花芽をなぞる。
逃れられない快楽にサラは身を縮めて身体を震わせる。
「いや……ぁ……」
いや、という言葉は拒絶の意味ではない。
サラの反応を確かめながら、ハルの指はサラが気持ちいいところを探していく。
おそらく自分自身でさえ触れたことはない場所であろう。
ならば、この先の快楽もサラは知らないはず。
息をもらしてサラは目を見開いた。そして、ぎゅっと眉根をよせて堅く目をつむる。
しなやかな指先は緩やかな動きを繰り返し、サラ自身がいままで知らなかった何かを引き出そうとしている。
どうすればサラが喜ぶか、まるでその指は最初から知っているかのようであった。
手を動かすことができなかった。
背後からハルに抱きしめられていたから。
抱きしめられながら、拒否できないように押さえ込まれていたことに気づく。
多分きっと、だめという抵抗の言葉は聞き入れてはもらえない。
いや、と言ってもハルはやめてくれない。
あきらめて受け入れるしかない。
ハルの手が腿の内側をなぞり、その手が徐々にサラの中心部へと滑っていく。
脚のつけ根に到達したその指先はうっすらとした茂みをなぞり、何かを探し求めるように、ゆっくりと的確に移動して……。
花びらを開きまっすぐ蜜口へと向かう。
指先に触れた蜜口は、丹念なハルの愛撫によって、すでにしっとりと潤っていた。
「濡れてる。感じてくれてるんだね」
サラはかあっと顔を真っ赤にさせた。
「嬉しいよ、サラ」
まだ慣れていないサラにとって、直接花の芽に触れてしまえば刺激が強すぎる。
ハルの指先がにじみだした蜜をすくい、その蜜を塗り込めるように花芯を柔らかく愛撫する。
「もっと、素直に感じて。怖がらず俺の指に意識を集中して」
円を描くように優しく、そして、楽器をつま弾くようにはじき、中指の腹でゆるりと上下にこすりつける。
たっぷりと蜜をまとった花芯から指を滑らせないよう、ハルの人差し指と薬指が脚の付け根に固定され、優しく一定のリズムで花芽をなぞる。
逃れられない快楽にサラは身を縮めて身体を震わせる。
「いや……ぁ……」
いや、という言葉は拒絶の意味ではない。
サラの反応を確かめながら、ハルの指はサラが気持ちいいところを探していく。
おそらく自分自身でさえ触れたことはない場所であろう。
ならば、この先の快楽もサラは知らないはず。
息をもらしてサラは目を見開いた。そして、ぎゅっと眉根をよせて堅く目をつむる。
しなやかな指先は緩やかな動きを繰り返し、サラ自身がいままで知らなかった何かを引き出そうとしている。
どうすればサラが喜ぶか、まるでその指は最初から知っているかのようであった。

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