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令嬢は元暗殺者に恋をする
第49章 篠つく雨の……※
「あ、ああ……っ」

 とてつもなく敏感に反応するそこを刺激しながら親指を花心にあて、弄ぶ。
 閉じようとする脚がそうはさせないというように、ハルの脚に絡み取られる。

 中指で潤った秘所、親指で花芽、さらに、薬指が可愛らしくすぼんだおしりの穴をつつかれ、尖った胸の先と、首筋に這うハルの唇とで数カ所同時に責めたてられ、サラは身を悶えさせ啼く。

「いや……おかしくなりそう……」

「いいよ。おかしくなって」

 同じ刺激を繰り返されていくうちに、再び、快楽の波が静かに押し寄せてくる。

「ああ……また……いや、だめ……っ! ああ……あっ」

 両手をハルの膝頭に添え、サラは背中を仰け反らせた。
 やがて、身体をびくびくと痙攣させ二度目の絶頂を迎える。

「ちゃんと達することができたね」

 ひたいに落ちた前髪から、藍色の瞳が妖しいまでに光を放ち、熱を帯び自分を見つめ返す。
 ハルはちろりと赤い舌をのぞかせながら、蜜口から抜いた濡れた指先をちろりと舐める。

 淫靡な仕草に思わず背中がぞくりと震えた。
 くったりとしたサラをベッドに横たえる。
 力が抜けたようにサラはベッドの上に身を投げ出した。

 閉じた足を開き、ハルは太ももや足の付け根に口づけを落としていきながら、敏感な中心部へと向かいそこに顔をうずめた。
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