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令嬢は元暗殺者に恋をする
第84章 暗殺組織レザン・パリュー
白天は満面の笑みを浮かべてレイを仰ぎ見る。
「ねえ、レイ。ハルの処罰は僕が代わりに引き受けるからさあ」
「おまえが処罰を受けるだと?」
炎天は鼻で嘲笑う。
「そだよ。だって、ハルが拷問されるとこ僕見たくないし、痛いのかわいそうだし。だからレイ、その代わり、ハルを僕のところにちょうだい! 僕、ハルのこと大切にするから。もちろん、生きていたらの話だけどねっ!」
冗談とも本気ともつかない、無邪気なことを言う白天にレイはまぶたを半分落として静かに口許に笑みを刻む。
「おまえは信用できない。おまえも黒天と同様、ハルに目をかけていた者のひとりだからな」
少年は肩をすくめた。
「それはそうと、そのサラという小娘。世間知らずの貴族のお嬢様がいったい何に自分が首を突っ込みかかわってきたのかわからせてやる。ハルの目の前で、奴の心が壊れるまで、思う存分いたぶってやる」
「相変わらずいい趣味してるよね」
少年は底嫌そうに顔を歪めた。
「ハルの奴がどんな顔をするか、どんな声で泣き叫ぶか想像するだけでもぞくぞくするよ。そうだ、女はいためつけた後、俺の奴隷にでもしてやろう」
「ねえ、レイ。ハルの処罰は僕が代わりに引き受けるからさあ」
「おまえが処罰を受けるだと?」
炎天は鼻で嘲笑う。
「そだよ。だって、ハルが拷問されるとこ僕見たくないし、痛いのかわいそうだし。だからレイ、その代わり、ハルを僕のところにちょうだい! 僕、ハルのこと大切にするから。もちろん、生きていたらの話だけどねっ!」
冗談とも本気ともつかない、無邪気なことを言う白天にレイはまぶたを半分落として静かに口許に笑みを刻む。
「おまえは信用できない。おまえも黒天と同様、ハルに目をかけていた者のひとりだからな」
少年は肩をすくめた。
「それはそうと、そのサラという小娘。世間知らずの貴族のお嬢様がいったい何に自分が首を突っ込みかかわってきたのかわからせてやる。ハルの目の前で、奴の心が壊れるまで、思う存分いたぶってやる」
「相変わらずいい趣味してるよね」
少年は底嫌そうに顔を歪めた。
「ハルの奴がどんな顔をするか、どんな声で泣き叫ぶか想像するだけでもぞくぞくするよ。そうだ、女はいためつけた後、俺の奴隷にでもしてやろう」

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