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新しい生活
第8章 IKENAIKOTO
「こんにちは…お久ぶりです…」部屋に入ると、江田さんに軽く会釈をした。

「結婚の方は、進んでいるのかな?コーヒーでいいよね?」とコーヒー豆を取ろうとしていた…

江田さんに勧められるまま、ソファに座りながら…「忘れ物って…何か…」私は用を済ませて早く帰ろうとしていた。

「着いたばかりで、ゆっくりしていけばいいじゃない」と穏やかな口調で言われた。



「前にお食事でも…って、約束したじゃない?まだ…だったし…ね」と静かに江田さんが言った。

私は、そんな約束をしていた事を忘れていた…

それと…といいかけて、江田さんが、私の後ろから、肩に手を回してきた。

「こないだの…鄭君…キミの事が気に入ってしまったみたいでね…」と耳元で、言われた。

「え…そ、そんな事言われても…」私は、言葉をなんて言っていいか、わからなかった。

「若い子の…たっぷり味わってしまったね…ふふふ、凄く乱れていたしね…、あんな君の姿は初めて僕は見たよ…」
江田さんは、意味ありげに言った…
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