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新しい生活
第8章 IKENAIKOTO
リビングの部屋は、カーテンが閉められて暗くなっていた…
部屋の中は、暖かく、爽やかなミントの香りが微かにしていた。


先ほど、玄関で手を鄭さんに手を握られ、少しドキッとしていた自分がいた。
改めて…鄭さんの顔を見ると、まだ20代半位か後半位の本当にまだ、若い感じの方であった。身長も高く、私は見上げる感じであった。


「今日は愉しみですよ…、ほんとに来てくれるなんて…」
声が少し湿り気を帯びた感に聞こえた…

「え・・・いえ・・・・そんな訳じゃ・・・」私は返事ならない返事をしていた。

椅子に腰かけても、落ち着いた感じがしなかった。

意を決して、やっと口を開いた…
「こんな事は今日限りにして下さい…あの画像早く消してください。あんな事されるなんて卑怯ですよ…」

鄭さんは、「すいません…つい、悪気はないんです…」
とすまなそうに答えてくれたが…少し笑っているようにも見えた。






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