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新しい生活
第10章 真夜中の臨界点
「あんまり…激しく突かないで…」
やっと言えた言葉だった。椅子の背もたれに手をつきながら、後ろから何度も突きあげれて
いた。スカートを捲られて、下着も脱ぎ掛けのままの恰好であった。

夜明けになりそうな、外が明るくなり始めてきていた。

何度も性器が擦れあう度に、声を漏らしていった。
江田さんの部屋の時より、鄭さんの性器の輪郭が、中で感じられた。

「僕の上に乗って…」椅子に鄭さんが座ると、そこに跨る様に硬くなったものを沈めていった。

鄭さんの肩に手を置いて、掴んでいた…

恥も外聞もなく、腰を動かしてしまっていた。

奥深くに突き刺さる感触は、全てを忘れてしまう程に、快楽を刻みこまれていく様であった。

ギシギシと鳴る、椅子の音が一層、卑猥な感じがした。

「凄く…いいんだ…?朋香さん…」
ニタニタした顔つきで、下半身を動かされながら、聞かれた。

ゆっくり頷いていた…「いいの…凄く…止めないで…」


「男に調教される様な身体だよね…朋香さんは…」

「そんな風に…言わないで…」

「何人もの男に、弄られてきたんでしょ…?」

返事をしなかった…


膣内をグルグルと掻き乱す様に、鄭さんのが至る所に当たる…

お互いが舌を絡めていた。

小鳥の鳴く、囀りさえ今は、聞こえずに行為に没頭してしまっていた。







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