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あの頃に戻って……
第10章 旅立ち
さて次は……
お世話になった、保育園に挨拶……
これから転園手続きに伺うと電話で伝えた。
車でずっと待つんじゃ大変だろうからって、みんなで園庭で遊ぶことにした。
優輝くんと優大くん見たら怪しまれるかもしれないけど、もうここに来ることもないんだし、構わないと思った。
「園長先生。鈴木先生、橋田先生。お世話になりました。こちらの制服と鞄などです。まだ新しい物もあるので、お役に立てて頂けたらと思いまして……。」
そう伝えると、咲良の担任の鈴木先生が、泣きながら、
「急すぎて驚きました。咲良ちゃんたちは大丈夫なんですか?」
と、心配してくれた。
「はい。大丈夫です。」
「そうですか。人生は長いです。いろいろあっても笑顔が多い人生なら良いと私は思います。咲良ちゃんも良雅くんも、今、とても良い笑顔で笑っていますね。幸せになれますね。これは、悲しいお別れではなく、新しい未来を切り開くための旅立ちですね。お幸せになってください。」
園長先生がそう仰った。
「ありがとうございます。」
いろいろ悟られたなーと感じながらも嫌な気持ちにはならなかった。
転園手続きをして、今度は新しい保育園に転園手続きをしに向かった。
お世話になった、保育園に挨拶……
これから転園手続きに伺うと電話で伝えた。
車でずっと待つんじゃ大変だろうからって、みんなで園庭で遊ぶことにした。
優輝くんと優大くん見たら怪しまれるかもしれないけど、もうここに来ることもないんだし、構わないと思った。
「園長先生。鈴木先生、橋田先生。お世話になりました。こちらの制服と鞄などです。まだ新しい物もあるので、お役に立てて頂けたらと思いまして……。」
そう伝えると、咲良の担任の鈴木先生が、泣きながら、
「急すぎて驚きました。咲良ちゃんたちは大丈夫なんですか?」
と、心配してくれた。
「はい。大丈夫です。」
「そうですか。人生は長いです。いろいろあっても笑顔が多い人生なら良いと私は思います。咲良ちゃんも良雅くんも、今、とても良い笑顔で笑っていますね。幸せになれますね。これは、悲しいお別れではなく、新しい未来を切り開くための旅立ちですね。お幸せになってください。」
園長先生がそう仰った。
「ありがとうございます。」
いろいろ悟られたなーと感じながらも嫌な気持ちにはならなかった。
転園手続きをして、今度は新しい保育園に転園手続きをしに向かった。