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あの頃に戻って……
第11章 日常
片付けを手伝って、お店の掃除もする。

優輝くんが、

「美都、お茶しよ?」

と、コーヒーを入れてくれた。

「ありがとう、優輝くん。」

二人でダイニングで一服する。

もう外は夕方。

日が長いからまだ明るいけど、もう、17時だ。

「朝早くからお疲れ様でした。」

私がそう言うと、

「美都も。お疲れ様でした。」

そう返してくれる、優輝くん。

「俺、商売向いてないかも。」

なんて急に言うから驚いて、

「え?なんで?」

聞き返す。

「ずっと、どんな言葉で美都を喜ばせようか、どんな風に攻め立てたら美都は乱れるか、そんなことばっかり考えてんだよ。」

そう言って、真っ赤になってた。

「今も……美都を抱くことしか……考えてない。」

なんて言われて、ドキドキする。

「優輝くん……接客、きちんとこなしてたよ。そ、そ、そんなこと…考えてたなんて分からなかった。」

ガタッ!

椅子から立ち上がって、優輝くんが、

「美都、二階に行こう?」

と、手をとって、誘った。

「あっ…」

私も、優輝くんと愛し合う方法、たくさん考えてたよ。

二階に連れられ、先日購入した、ダブルベッドに横たわる。

「優輝くん…嬉しいよ。たくさん想ってくれて……私も、同じだよ。優輝くんがソファーに押し倒した時、恥ずかしかったけど、もっと……いろいろしたかった……。」

瞳を反らして伝える。

「可愛い、美都。」

そう言って頭を撫でる。

おでこにキスをくれる。

ソッと私のカーディガンを脱がす、優輝くん。

いつもは優しくてドキドキするんだけど、

「美都……今日はもう我慢できない。優しくできなかったら……ごめんな。」

そんなふうに言われてますますドキドキする。

「あっ……優輝くんの好きに…して、イイよ。」

やっとの思いで伝えると、いきなり、ディープキス。

キスしながら、キャミをお腹までずらして、ブラも捲られてしまった。



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