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あの頃に戻って……
第13章 夢の中
「優輝くん!優輝くん!」

ただいまを言うより早く、この嬉しさを伝えたくて、お店で新聞読んでる優輝くんを呼びながらお店に入った。

「どうしたの?」

目を丸くして、そう聞いてくれる、優しい笑顔。

「優大起きてる!」

なんて驚いてたけど、

「優大が、ママって呼んでくれたの!」

どんな顔で伝えたんだろう?とにかくすごく嬉しくて、父さんと母さんにも電話で伝えたいくらい、ウキウキしてた。

「そっか!やったね!」

そう言って優輝くんが両手を広げて、私の体を抱きとめてくれた。

「よかったね、ママ。パパ。」

咲良が幸せそうに微笑む。

抱き合ってるのが少し恥ずかしくなる。

優輝くんがそっと体を放し、笑顔を向けてくれる。

大きな変化、発見はとても嬉しい。

大好きな家族に囲まれて、私はとても幸せ。

ありがとう、優輝くん。

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