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あの頃に戻って……
第16章 門出
「クリスマスの頃ですかね。だいたいですが。」

先生のその一言がとっても嬉しくて、私と優輝くんは手を取り合った。

「では。私はこれで。」

そう言って先生が部屋から出て行った。

「ありがとうございました!」

二人で挨拶をする。

「美都、本当に本当に嬉しいっ!」

「私もっ!」

「ちょっと、座って?」

ベッドに座る。

優輝くんが私のお腹を手で撫でながら、

「パパだよー。待ってるよー!」

なんて話しかけた。

「優輝くんたら。」

二人で笑う。

二人でたくさん話して、明日に備え、お風呂に入る。

「美都、大丈夫?滑るから気をつけてね?」

「うん。」

バスタオルを巻いて入る。

長湯するとまた気持ち悪くなるから、サッと出る。

大丈夫。ツワリなら頑張れる!

良かった。変な病気とかじゃなくて。

……いるんだね、赤ちゃん。

お腹に手を当てて、不思議な気持ちでいた。

優輝くんはまだお風呂。私が着替えて部屋に戻る時に、お風呂から、

「ありがとう、神様ー!」

って聞こえた。

優輝くん…すごく喜んでくれてる。

良かった。

子どもたちも喜んでくれるといいなぁ。

部屋で一人いろんなことを考えながら、化粧台で髪を乾かしていた。

髪を乾かし終えた時に優輝くんがお風呂から出てきて、

「美都、お待たせー。調子どう?」

と、気にしてくれる。

「大丈夫だよ。」

「寝よう!」

そう言われて、二人でベッドに潜る。

優輝くんと向かい合った。

「そういや、出産までセックスおあずけになる?」

と、聞いてきた。

「ツワリが落ち着けば大丈夫だと思うよ。」

そう答えた。

「そっか。……どれくらいで落ち着くもんなの?」

「んー?胎盤ができるまでだったから……12週とか?って言っても今が何週かまだ分からないからいつ頃ってはっきり言えないけど。」

「そっかそっか。早く病院行かなきゃなー。」

「うん。」

二人で手を繋いで眠った。

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