この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あの頃に戻って……
第4章 美容室

「こちらへどうぞ?」
優輝くんが椅子へと案内してくれる。
やだ……相変わらず、ステキ。
「ありがとうございます……」
緊張して、敬語になっちゃった。
「このまま同窓会行くの?」
「え?あ。うん。そう。」
「同窓会に着てく服なんだ?」
「あ、うん。」
変かな?
「……じゃ、この雰囲気を壊さないようにセットするね?」
「お願いします。」
当時はあまり話せなかったけど……
15年も経てば、そんなことないのね。
「美容師さんになったんだ?」
そう言うと、
「そ。家継ごうと思ったのに、学校行ってる間に経営難で潰れた。」
そんな話も明るく話す。
「そうだったの。大変だったわね。」
「ま、おかげで心機一転、新しくオープンできたからラッキーだけどなー。」
「このお店は優輝くんが経営してるの?」
「そ。俺、社長さん!」
そう言って、ニカッて笑う。
変わらない笑顔……
安心する。
優輝くんが椅子へと案内してくれる。
やだ……相変わらず、ステキ。
「ありがとうございます……」
緊張して、敬語になっちゃった。
「このまま同窓会行くの?」
「え?あ。うん。そう。」
「同窓会に着てく服なんだ?」
「あ、うん。」
変かな?
「……じゃ、この雰囲気を壊さないようにセットするね?」
「お願いします。」
当時はあまり話せなかったけど……
15年も経てば、そんなことないのね。
「美容師さんになったんだ?」
そう言うと、
「そ。家継ごうと思ったのに、学校行ってる間に経営難で潰れた。」
そんな話も明るく話す。
「そうだったの。大変だったわね。」
「ま、おかげで心機一転、新しくオープンできたからラッキーだけどなー。」
「このお店は優輝くんが経営してるの?」
「そ。俺、社長さん!」
そう言って、ニカッて笑う。
変わらない笑顔……
安心する。

