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あの頃に戻って……
第4章 美容室

ステキなお家。
お店とは雰囲気が全然違う。
私もいつか、自分の家が欲しいな。
「お待たせ!」
さっきまでの格好とはうってかわって、スーツ姿の優輝くんが現れた!
カッコイイ!!!
「見惚れた?」
なんて聞いてくる。
「えっ!?」
思わず頬を手で覆う。
「素敵よ。」
素直になってみる。
「サンキュー!」
そう言って、豪快に笑う。
「優輝くん、相変わらず……。」
安心する。
「行くか!?」
「うん。」
美容室を後にした。
「そういや、佐野って呼ぶのおかしいよな?」
隣り合って歩く。
隣り合うと、やっぱり身長差、30センチ以上ある。
「そうねー。もう、佐野じゃなくなって7年経つからね。ピンとこないわ。」
「旦那さんには何て呼ばれてるの?」
「…キミとか?ママ?かな。」
「そう。ママ友とかに何て呼ばれてるの?」
「……名前が多いかな。」
「美都……って?」
ドキドキしちゃう!
やだなぁ。私、どうかしてる。
「う、うん。」
「俺も名前で呼んで、良い?」
優輝くんが一瞬、真面目そうに聞く。
「うん。」
私も素直に微笑む。
「美都……。」
「なあに?」
多分、顔、真っ赤だ。
「練習!」
「練習?」
「そう。……美都。」
「フフフ。変なの。」
変なのは私……
もう、ドキドキしてて、優輝くんを見ることができない。
「美都、こっちにはいつまでいられるの?」
「一週間よ。」
「そっか。……と!危ないよ。」
グイッ!
手を引かれた。
「え?」
ドキドキドキ……
「側溝の蓋、そこないよ?」
「あ……本当だ。ありがと……」
「そういうとこ、相変わらずな。美都。」
「……そうかも……」
ドキドキドキ……
口から心臓出そうだよ!
手……繋いだままだけど……良いのかな?
ことあるごとに名前を呼ばれてる気がする。
自分の名前が特別になった気がする。
私のドキドキは増すばかり。
お店とは雰囲気が全然違う。
私もいつか、自分の家が欲しいな。
「お待たせ!」
さっきまでの格好とはうってかわって、スーツ姿の優輝くんが現れた!
カッコイイ!!!
「見惚れた?」
なんて聞いてくる。
「えっ!?」
思わず頬を手で覆う。
「素敵よ。」
素直になってみる。
「サンキュー!」
そう言って、豪快に笑う。
「優輝くん、相変わらず……。」
安心する。
「行くか!?」
「うん。」
美容室を後にした。
「そういや、佐野って呼ぶのおかしいよな?」
隣り合って歩く。
隣り合うと、やっぱり身長差、30センチ以上ある。
「そうねー。もう、佐野じゃなくなって7年経つからね。ピンとこないわ。」
「旦那さんには何て呼ばれてるの?」
「…キミとか?ママ?かな。」
「そう。ママ友とかに何て呼ばれてるの?」
「……名前が多いかな。」
「美都……って?」
ドキドキしちゃう!
やだなぁ。私、どうかしてる。
「う、うん。」
「俺も名前で呼んで、良い?」
優輝くんが一瞬、真面目そうに聞く。
「うん。」
私も素直に微笑む。
「美都……。」
「なあに?」
多分、顔、真っ赤だ。
「練習!」
「練習?」
「そう。……美都。」
「フフフ。変なの。」
変なのは私……
もう、ドキドキしてて、優輝くんを見ることができない。
「美都、こっちにはいつまでいられるの?」
「一週間よ。」
「そっか。……と!危ないよ。」
グイッ!
手を引かれた。
「え?」
ドキドキドキ……
「側溝の蓋、そこないよ?」
「あ……本当だ。ありがと……」
「そういうとこ、相変わらずな。美都。」
「……そうかも……」
ドキドキドキ……
口から心臓出そうだよ!
手……繋いだままだけど……良いのかな?
ことあるごとに名前を呼ばれてる気がする。
自分の名前が特別になった気がする。
私のドキドキは増すばかり。

