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あの頃に戻って……
第6章 運命
カツカツカツ……

足音が聞こえる。

ロビーの柱の影に座って、足音が近づいてくるのを待っていた。

「美都、お待たせ。」

「優輝くん。」

まるで少女のような気持ちが涌き出てくる。

「みんな帰ったよ。近所のホテルのバーに行こう?」

「うん!」

スッと差し出された手を握る。

「服、二次会仕様?」

「うん。万が一行くことになるかもしれないなーって思って。」

「さっきのシャンパンカラーも似合ってたけど、今のワインレッドも似合ってるよ。」

サラッと言う。

照れてるのか、頭をクシャッてする。

「ありがとう。優輝くんも、ラフな格好も似合ってるね。」

「サンキュー。あ!このホテルだよ。最上階。」

「楽しみだなー。」

エレベーターで最上階へ。

「あ。窓際が空いてる!」

そう言って、手を引く優輝くん。

「夜景がキレイね!」

「そうだね。一度来てみたかったんだ。」

「初めて?」

「うん。ビールにする?」

「えぇ。」

「グラスビール2つ。」

店員さんに頼む。

「グラスビールです。」

すぐに運ばれる。

「……再会を祝して……」

優輝くんが、言う。

「乾杯ッ!」

「乾杯ッ!」

二人のグラスが重なった。



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