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あの頃に戻って……
第6章 運命

「……美都……」
名前を呼ばれて、
チャリッ……
音を確かめる。
部屋のキー……
「部屋……とってある。」
!!!!!
「えっ!?!?」
「美都と……使いたくて……幹事の仕事中、猛ダッシュして……部屋……とった。」
「……私……」
どうしよう。
「俺……もっと美都と一緒にいたい。」
ドキンッ!!!!!
ドキンドキン……ドキンドキン……
優輝くんが、カクテルに伸ばしていた私の手を握った……。
身体が火照っていく。
「もっと美都のこと、知りたい。」
ドキンッ!!!!!
もう……誤魔化しきれないよ……私も。
「(コクン)」
頷いた。
「じゃ……出ようか。部屋、行こう?」
「(コクン)」
バクバクバクバク……
心臓が……スゴい。
お会計をして、エレベーターに乗る……
2つ下の階で降りる。
エレベーター近くの部屋に入る。
ガチャン……
鍵を締める。
ここまで来たけど……どうしよう。
「優輝くん、私……」
怖じ気づく。
「ん?」
「えっと……私……」
「怖くなった?」
「(コクン)」
下を向いて頷いた。
顔が上げられない。
「俺たち、ずっと我慢してたんじゃない?俺はすげぇ我慢してきたよ。」
我慢……?
あぁ……確かに、我慢、たくさんしてきた。
高校三年間は何かある度に、心の中で、「優輝くん……」て呟いてた。
今頃何をしてるの?とか。元気?とか。
「うん。我慢……いっぱいしてきた。」
想いが溢れる。
涙が零れる……。
名前を呼ばれて、
チャリッ……
音を確かめる。
部屋のキー……
「部屋……とってある。」
!!!!!
「えっ!?!?」
「美都と……使いたくて……幹事の仕事中、猛ダッシュして……部屋……とった。」
「……私……」
どうしよう。
「俺……もっと美都と一緒にいたい。」
ドキンッ!!!!!
ドキンドキン……ドキンドキン……
優輝くんが、カクテルに伸ばしていた私の手を握った……。
身体が火照っていく。
「もっと美都のこと、知りたい。」
ドキンッ!!!!!
もう……誤魔化しきれないよ……私も。
「(コクン)」
頷いた。
「じゃ……出ようか。部屋、行こう?」
「(コクン)」
バクバクバクバク……
心臓が……スゴい。
お会計をして、エレベーターに乗る……
2つ下の階で降りる。
エレベーター近くの部屋に入る。
ガチャン……
鍵を締める。
ここまで来たけど……どうしよう。
「優輝くん、私……」
怖じ気づく。
「ん?」
「えっと……私……」
「怖くなった?」
「(コクン)」
下を向いて頷いた。
顔が上げられない。
「俺たち、ずっと我慢してたんじゃない?俺はすげぇ我慢してきたよ。」
我慢……?
あぁ……確かに、我慢、たくさんしてきた。
高校三年間は何かある度に、心の中で、「優輝くん……」て呟いてた。
今頃何をしてるの?とか。元気?とか。
「うん。我慢……いっぱいしてきた。」
想いが溢れる。
涙が零れる……。

