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あの頃に戻って……
第6章 運命
湯船にお湯を溜めながらシャワー浴びてたから、お湯が溜まるまでもう少し時間がかかる。

一生懸命湯船に入って、身体を隠す。

そこに、サッとシャワーを浴びて、

何も隠さないで、優輝くんが湯船に入ってきた!

「優輝くんっ!恥ずかしいッ!」

そう伝えたけど、

「ちゃんと全部見せてよ。」

なんてセクシーな声……

セクシーな瞳……

ズルい……

「ガラス張り、エロすぎるよな。」

なんて言う。

「知ってて入ってきたの?」

「知らなかったよ。洗面所使おうと思って入ったんだよ。」

「そう。」

ギューッ!

「あっ……」

優輝くんが抱き締めた。

「優輝くん……」

「もう、我慢しないよ。」

バクバクバクバク……

もう……後戻りできない。

「私……スタイル良くないよ?」

「そんなの関係ないよ。美都と一緒にいられるだけで……すげぇ幸せだよ。」

「私もッ!優輝くん、好きよ。まだこんなにときめくなんて思わなかった……。1日でこんなに距離が縮まるなんて、夢みたい……。ずっと……こうしたかったの。」

15年分の想い……

「美都……」

肌と肌が密着する。

タオルで隠せるところは隠してたけど、

「好きだ……美都……俺もずっとこうしたかった!」

ギューッ!

さらに抱き締める。

そして、タオルをはぎ取る。

「あっ……ほんとに……スタイル良く……ないよ?」

鼓動がまた騒ぎ出す。

「素肌……気持ちいいな。」

「うん。」

優輝くんが見つめる。

「好きだ……美都……」

顎を少し持ち上げられて、顔が近づく……

チュッ……チュッ……チュッ……チュッ……チュッ……

何度も何度も角度を変えながら、唇全てを味わうように、キスをする。

優輝くんのキス……優しい……。

こんな優しく包んでくれて、嬉しい。

優輝くん……
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