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あの頃に戻って……
第7章 嫁不在
「すみません。ありがとうございます。いつも、主人がお世話になっております。妻の莉緒です。」

莉緒さんが私に挨拶をする。

「初めまして。美都です。こちらこそ、お世話になっております。」

そう言ってペコッと頭を下げて挨拶をした。

「優大くん、可愛いねー。」

咲良が言う。

「そうね。可愛いわね。」

私が笑顔で答える。

「咲良、優大くんと遊びたいな。」

「俺もー!」

良雅が元気に答える。

「ゆうも!あそびたい!」

優大くんも答える。

「これからお買い物行くのよ、優大。」

莉緒さんが言う。

「あそびたい!あそびたい!あそびたい!」

優大くんたら、本当可愛い!!!

「子どもたち、遊びたいみたいだから、私が優大くん見てますよ?近くの公園で良ければ、何かあればすぐにお店に戻れますし。」

私が提案する。

「え?でも……そんな……申し訳ないですよ。」

そう答える莉緒さんだけど、嬉しそうな表情してる。

そこに、

「こう言ってくれてるんだし、ママ、たまには一人で買い物してきたら?」

優輝くんが言う。

「本当に良いのかしら?大変じゃないですか?」

「全然大丈夫です。二人見るのも三人見るのも、変わらないですよ。むしろ、私より咲良がよーく見ててくれますから。」

そう言って笑うと、優輝くんが目を反らす。

あ、照れてる!?

優輝くん、可愛い。

そして、

「駿介、お前も行って、ママの荷物係&運転手な。」

と、駿介くんに命じる。

「イエッサー!」

なんて言うから、みんなで笑った。

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