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第7章 嫁不在

子どもたちいるけど、優輝くん家に泊まるって、緊張する。

優輝くん、どんな服が好きかしら？

夏だし…スカートでも履いてみようかしら？

あー……ダメダメ。自分にかけるお金は最低限にしてるんだから。

私は最低限必要な、下着と靴下とＴシャツを買った。

デニムは今日履いてたやつで我慢。

買い物を10分たらずで済ませ、優輝くん家に戻った。

「ただいま。」

きゃっきゃっ！お風呂場から声が聞こえる。

まだ誰もでてないみたい。良かった！

リビングで値札を外して、ゆっくりしてた。

バタンッ！

お風呂の方で音がした。

私はお風呂の方に向かった。

「みんな、出る？」

声をかける。

「あぁ。優大、良雅、咲良の順番で出して大丈夫？」

「えぇ。良いわよ。」

みんなの着替えを確認し、バスタオルを持って待つ。

「みとしゃん！」

優大くんが出て来た。

「さっぱりしたね。良かったね。」

そう話す。

「うん！」

なんて元気に答えてたのに、ふわぁってあくび。本当に可愛い。

さっと着替えさせて、

「優大くん、ここにいてね？」

そう声をかける。頷いたのを確認して、

「良雅、出て来て良いわよ。」

と、声をかける。

「ママ、眠い〜」

「お布団、敷いてあるわよ。歯磨きして寝ましょ？」

「はーい。」

そんな感じでスムーズにお風呂タイムがおわり、子どもたちを寝かせた。