この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あの頃に戻って……
第8章 離婚

「私はあいつがいなくなるなら、どんな協力でもするわ!不倫だろうとなんだろうと、大いに結構じゃない!それで優輝が幸せになれるなら、私は不倫でも構わないよ!貴女、名前何て言うの?」
いきなり振り向くから、ビクッ!とした。
「あっ…原野美都です。」
「美都さん。貴女、結婚してるの?さっき子どもって言ってたね。何歳なの?」
優輝くんのお母さんが早口で聞く。
「母さん。美都が戸惑うから、もう少し優しく聞きなよ。」
優輝くんが間に入る。
「大丈夫よ。ありがとう。結婚、してます。子どもは、6歳の女の子と4歳の男の子です。」
そう伝えた。
「家庭はうまくいってるの?」
今度は少し優しい口調で聞いてくる。
「あ……えっと……主人との夫婦関係は破綻しています。」
こんなふうに答えて良いのかな?
不倫させてくださいって頼んでるみたいじゃないかな?
「そうなの?美都?」
お母さんより先に優輝くんが反応する。
「えぇ。多分、不倫してるのよ。」
そう答えるとお母さんは、
「ラッキー!やったわね、優輝!」
と言って、喜んでる。
「母さん……ラッキーって…。」
優輝くんが呆れた顔で苦笑いする。
「だって、こんなに気立てが良さそうで、見た目もキレイ、そんな人がもしかしたら離婚となれば!あんた、チャンスじゃない!」
「母さんは美都のこと、気に入ったの?」
「えぇ!気に入ったわ。あの和兄が太鼓判押してたしね。」
「おじさんにも困ったな。」
「美都さん。優輝と結婚してやってくれないかい?」
「えっ?…あっ…あの…えっと…」
困った。
「いきなりそういうこと言うなよ。俺だってちゃんと色々考えてるって。それより、優大たち見てきてよ。」
そう言って、家の方に押しやった。
パワフルなお母さんだなー。
いきなり振り向くから、ビクッ!とした。
「あっ…原野美都です。」
「美都さん。貴女、結婚してるの?さっき子どもって言ってたね。何歳なの?」
優輝くんのお母さんが早口で聞く。
「母さん。美都が戸惑うから、もう少し優しく聞きなよ。」
優輝くんが間に入る。
「大丈夫よ。ありがとう。結婚、してます。子どもは、6歳の女の子と4歳の男の子です。」
そう伝えた。
「家庭はうまくいってるの?」
今度は少し優しい口調で聞いてくる。
「あ……えっと……主人との夫婦関係は破綻しています。」
こんなふうに答えて良いのかな?
不倫させてくださいって頼んでるみたいじゃないかな?
「そうなの?美都?」
お母さんより先に優輝くんが反応する。
「えぇ。多分、不倫してるのよ。」
そう答えるとお母さんは、
「ラッキー!やったわね、優輝!」
と言って、喜んでる。
「母さん……ラッキーって…。」
優輝くんが呆れた顔で苦笑いする。
「だって、こんなに気立てが良さそうで、見た目もキレイ、そんな人がもしかしたら離婚となれば!あんた、チャンスじゃない!」
「母さんは美都のこと、気に入ったの?」
「えぇ!気に入ったわ。あの和兄が太鼓判押してたしね。」
「おじさんにも困ったな。」
「美都さん。優輝と結婚してやってくれないかい?」
「えっ?…あっ…あの…えっと…」
困った。
「いきなりそういうこと言うなよ。俺だってちゃんと色々考えてるって。それより、優大たち見てきてよ。」
そう言って、家の方に押しやった。
パワフルなお母さんだなー。

