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あの頃に戻って……
第8章 離婚
「私はあいつがいなくなるなら、どんな協力でもするわ!不倫だろうとなんだろうと、大いに結構じゃない!それで優輝が幸せになれるなら、私は不倫でも構わないよ!貴女、名前何て言うの?」

いきなり振り向くから、ビクッ!とした。

「あっ…原野美都です。」

「美都さん。貴女、結婚してるの?さっき子どもって言ってたね。何歳なの?」

優輝くんのお母さんが早口で聞く。

「母さん。美都が戸惑うから、もう少し優しく聞きなよ。」

優輝くんが間に入る。

「大丈夫よ。ありがとう。結婚、してます。子どもは、6歳の女の子と4歳の男の子です。」

そう伝えた。

「家庭はうまくいってるの?」

今度は少し優しい口調で聞いてくる。

「あ……えっと……主人との夫婦関係は破綻しています。」

こんなふうに答えて良いのかな?

不倫させてくださいって頼んでるみたいじゃないかな?

「そうなの?美都?」

お母さんより先に優輝くんが反応する。

「えぇ。多分、不倫してるのよ。」

そう答えるとお母さんは、

「ラッキー!やったわね、優輝!」

と言って、喜んでる。

「母さん……ラッキーって…。」

優輝くんが呆れた顔で苦笑いする。

「だって、こんなに気立てが良さそうで、見た目もキレイ、そんな人がもしかしたら離婚となれば!あんた、チャンスじゃない!」

「母さんは美都のこと、気に入ったの?」

「えぇ!気に入ったわ。あの和兄が太鼓判押してたしね。」

「おじさんにも困ったな。」

「美都さん。優輝と結婚してやってくれないかい?」

「えっ?…あっ…あの…えっと…」

困った。

「いきなりそういうこと言うなよ。俺だってちゃんと色々考えてるって。それより、優大たち見てきてよ。」

そう言って、家の方に押しやった。

パワフルなお母さんだなー。
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