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あの頃に戻って……
第8章 離婚
優輝くんのお母さんが子どもたちと遊んでくれてる。

正直、助かる。

「美都、ごめんな。母さん…あんなんで。」

なんて言う。

「ううん。パワフルだけど、優輝くんのこと、すごく大切に思ってるのね。」

「まあな。莉緒との結婚、母さんと和おじさんだけが最後まで反対してたんだ。なんか腹黒そうだって言ってさ。」

「腹黒?」

「あぁ。気品を感じられないって。」

「私だってそんな大したことないのに。」

「いや。あの二人は見る目あるんだよ。実際、結婚したら掃除、洗濯、料理、どれもほとんどやらないし。それまではやってたんだよ?外面っつーか、なんと言うか……できないわけじゃないのに、やろうとしないんだ。それをテキパキやれる美都は本当に凄いよ。店前の掃除だって、水やりだって、やってもらったの初めてだよ。ありがとう、美都。」

優輝くんが優しく微笑む。

幸せそうな笑顔で。

それを見て、私も幸せな気持ちになった。

「良かった。喜んでもらえて。」

それだけで幸せだよ。

「私…優輝くんのお母さんに気に入ってもらえて本当に嬉しい。」

そう言うと、

「少しずつ、離婚計画、進めて行こうな。」

と、優輝くん。

「うん。」

甘い空気が漂う。

お店だもん。ダメダメ!

自分に言い聞かせる。

「美都、ちょっと来て?」

「ん?」

手を引かれて、シャンプー台のところに連れていかれた。

半個室…周りからは見えない。

「俺たちの未来はきっと明るいよ。美都といられる未来が来ることを信じてるよ。」

胸がキュンッて……

ドキドキも始まる。

何か言わなきゃ。

そう思ってたのに、

「愛してるよ、美都……」

ドキンッ‼︎!

胸の高鳴りが最高潮。

「私も……優輝くんッ!愛してるッ!」

嬉しくて、泣いてしまった。

そして、自ら優輝くんの胸に飛び込んだ。

ギューーッ!

強く抱き合う。

お互いの気持ちが重なるように。

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