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あの頃に戻って……
第8章 離婚
みんなでワイワイ楽しくお茶を飲んでいると、玄関が開く音がした。

「あっ……お母さん…いらしてたんですか。」

莉緒さんが帰ってきた。

何だかイヤな雰囲気。

「優大、ただいま。」

莉緒さんが優大くんに笑顔で話す。

「おかえり。」

優大くんも笑顔で返す。でも、寄り添ったりはしない。

ドライだなー。

なんて感じてた。

「美都さん、留守にしてしまって、すみませんでした。」

軽く会釈して、私の返事を待たずに二階に上がってしまった。

その後を優輝くんのお母さんが追う。

優大くんの表情が強張った。

なんだろ?

「優大くん、どうしたの?」

私が聞くと、目に涙を溜めて、

「ママとばあば、仲悪いの。怖いの。」

と、言う。

「そっかぁ。……優大くん、おいで?美都さんが抱っこしてあげるよ。」

そう言って抱っこしながら頭を撫でた。

二階で話してるのだろうか?

静かだな。

優大くんは、子どもながらに二人の仲を察していたんだね。

可哀想だな。

こんなに小さいのに、大好きな二人が仲悪いって分かったら、嫌だよね。

「優大くんは、ママ、好き?」

素朴な疑問だった。

「分かんない。ママいないときいっぱいなの。ばあばが好き。パパが好き。美都しゃん好き。さくらたんもりょうたんも大好き!」

「そっかぁ。いっぱい好きな人がいて良いねー。」

そう言うと、

「美都しゃん、おっぱいフワフワー!」

そう言っておっぱいに顔を寄せてニコニコしてた。

……優輝くん、そっくりで笑いそうになる。

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