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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第3章 出逢い

それから私は、すっかりパッカー車のドライバーを確認するのが癖になっていた。

でもあれからは、ずっとオジサンで、あのお兄さんの姿は見ていない。

あの日は、たまたまだったのかな?

そう思いながらも、今日も同じくらいの時間に外へ出て、お兄さんの姿を探してしまう。

ドアを開けると、いつものパッカー車はもう来ていて、奥の方で誰かがダンボールを運んでいた。

空箱を持ちながら、思い切って近付いてみると、そこにはあのお兄さんの姿があった。

久しぶりに見る彼に、ドキドキと胸が高鳴るのを感じる。

私に気付いた彼の口が、あっ!と動いた。


その後この前みたいに、優しく目尻を下げた瞳で私を見て微笑む。


「お疲れ様です!」

「こんにちは。」


何日かぶりの彼の声は、やはり少し掠れたセクシーな声で、この声を聞けた事にもドキドキする自分がいた。
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