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第7章 偶然の快楽

　「僕も良いけどこの中でイキたいよ」
　征男は腰を前後に揺すり、彼女にその場所を示してから、抱き合ったままでベッドに倒れ込み、正常位で挿入して肉棒の抽出を開始した。
　「あああ良いわあなた、これからあなたって呼ぶけど良いわよね？」
　「良いよそれで」
　「あああぁぁぁもう駄目みたい、熱くなって来たわ、あぁ焼けてるみたいに熱いわ、あぁ溶けそうよ、困るわ溶けそう」
　「梨花・・・僕も直ぐに来るよ」
　その時征男の陰毛に、何か生温かいものが当たる気配がした。覗いてみるとその毛先に雫が溜まっていたので、目を凝らしながら動いていると、注射針の先から飛ぶような細くて糸状のものが再びピュッと飛び散り、その出口は征男には見えなかったが、彼女はそのとき潮を噴出させていたのだった。
　「あぁぁ私はもうイクけど、あなたは中で出さないでね、今日は危険日なの、お願いよ・・・ああ・・・もうクルわ」
　「大丈夫だから・・・中に出すよ」
　「どうして、あぁぁあなたぁイックーウッ」
　「梨花・・・僕も出るーっ」
　彼女は絶頂の時、顔を激しく左右に振りながら、両手はシーツを破らんばかりに掻き毟り、やがてガクンと全身から力が抜けたようになり、大量の潮を吹いたのでシーツには、大きなしみができている中で、ぐったりとしていた。