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渇いた人妻たち
第7章 偶然の快楽
 上からその時の乱れっぷりの一部始終を見ていた征男は、その時嬉しいのか悲しいのか彼女の目尻から、一筋の涙の糸が垂れたのを眼にしたので、結合したまま、その眼にそっと口をつけ、まだ残っている涙を、軽く吸い取ってやった。
 「どうして泣いているの?」
 「ううんいいの、嬉しいの、でも中に出したのね?今日は心配な日なのに」
 「それなら安心すると良いよ、僕のは絶対に心配無いからね」
 「どうして?」
 「精子が出ないようにしてあるからね」
 「そうだったの?」
 「そうだよ、だから何時でも何処ででも、したいときにできるのさ」
 「それなら安心ね、でもこんなに感じたのは生まれて初めてなのよ」
 「それで潮を吹いたのだね?」
 「えっ・・・潮って何の事?」
 「お尻の辺りが冷たくないかい?大きな地図ができているよ」
 「本当だわ、やだ、これってオシッコなの?」
 「違うよ何処から出るのかはよく分からないけど、潮吹きの人は偶に居るのだよ」
 「ご免ね、でもこんなの初めてよ、今までにこんなになったこと無いのよ」
 「そう、でも潮吹きは名器だって言うし感激だよ、家では月に何回位しているの?」
 「一~二回程度でうちのは淡白なの、あなたは?」
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