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渇いた人妻たち
第8章 快楽の共有 「最終章」
 「お湯を止めてくるわ」
 その後暫らくは梨花と抱き合い、お互いに快楽の余韻を味わっていた。
 「私どうなっていたの?」
 失神して死んだようになっていた明美が、理絵の背後から声を掛けてきた。
 「良くなり過ぎて失神していたのだよ」
 「まあ恥ずかしい、今までこんなになった事は無いのよ」
 「何時も家でもこうなるんじゃないの?」
 「本当に無いの、このまま死ぬのかと思ったわ、梨花さんはどうだったの?」
 「私、私もこんな良い目をしたのは初めてよ、不思議なのはこんな事をするのは初めてだったけど、恥ずかしいとは思わなかったの」
 「私もよ、お互いに同じ事をしている所為かしら、それより梨花さんが私の胸を可愛がってくれていたけど凄く気持ちが良かったわ、あんな経験有ったの?」
 「初めてだっただけど、貴女を気持ち良くしてあげよぅと夢中だったので、どんな事していたのかよく憶えてないわ」
 「そうだったの、後で私も梨花さんのにさせてくれない?」
 「良いわよ体験させてあげるわ」
 それまで征男は二人の会話を黙って聞いていた。
 「おいおいそうなると、男は要らないなんて事になるんじゃないの?」
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