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渇いた人妻たち
第5章 専務夫人
 その場に居る女性達に、三者三様に受取れるような言葉を残して部屋を出ようとした時背後で明美の声がした。
 「少し飲み過ぎたのかなあ、トイレでしばらく座ってくるわ」
 彼女は、惚れてしまった征男に、[貴方を想って、今私はこんなになっているのよ]と、結婚してから夫以外の男に触れさせた事のない自分の秘部を触らせようと、言い訳がましい言葉を吐いていた。
 征男は今まで空想していた明美の、何も遮る物を着けていない下腹部に、直接触れる事が許され、胸をときめかせてトイレの前に着き、振り返ると小走りで近づき、いきなり抱きついて来た明美の両脇を支え、体の向きを変えさせ、壁を背にして胸の合わせ目から左手を入れ豊かなオッパイを揉みながら、右手は浴衣の裾を別け、秘部を目指してゆっくりと進めていた。
 その手の、人差し指と中指の二本が目的の場所へ到着した時には、彼女の秘部の周辺は進入している指が一瞬ためらうほどの大洪水となっており、太股から流れ落ちているような状態だったので、その指は柔らかくて生暖かい秘部へ吸い込まれるように、いとも簡単にズブリと第二関節までが、そこへ入ってしまったのである。
 征男の指が入った瞬間、明美の身体全体がピクッとなり[うっ]と呻き声を洩らした。
 「良くなっても声を出すんじゃないよ」 
 「でも・・・はい・・・」
 返事をする彼女の声は震え、息遣いも大きく乱れているので征男は[直ぐにイクだろう]と思い、揉みしだいていた左手は堅く尖った乳首に、秘部に入れて抜き差ししていた右手の人差し指も、堅くなっているクリトリスに集中攻撃を開始しようとした時、彼女は口を閉じ、歯を食いしばり、小さく。
 「ウックウゥーッ」
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