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向日葵
第5章 愛し、愛されて
 手を繋いで、砂浜も歩いた。
穏やかな波の音に沈む夕日。

 私達は色違いのワンピースを着ていた。
去年、私が着ていたハイビスカス柄のマキシワンピースを葉月も欲しがったので、誕生日に色違いのものとサンダルをプレゼントした。

 私が身につける安っぽいものを真似したがるお嬢様は、大事にそれを着て最高な笑顔を魅せる人。

 あんまりにも仲が良く見えるせいか、サーフィン帰りの同い年くらいの二人組の男性に『姉妹?』と声を掛けられた。

 俗に言うナンパってやつなのだろうが、私達には全く興味がない出会いに過ぎない。

 適当にはぐらかしその場を通り過ぎる。

 ギュッと手を繋ぎ、二人だけの景色の中に一分でも一秒でも長く居たかった。

 明日には現実に帰る。

 二泊三日の決意旅行は、終わりに近づいていて、目に映る景色そのものを記憶させた。
 
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