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第2章 Scene.01

　
　たいした意味じゃ無く、ヤスさんのお母さんに思いを馳せていた。

「ね、ねぇ、ちょっと………」

　赤い顔で伏し目がちにマントをチョンチョン引っ張ってくるアカネ。

　スク水効果でアカネの可愛らしさがハンパない。

　周りの人も悶えてる。

　今度からアカネもスク水で過ごせば良いんじゃ無いかと思う。

「うがっ!?」

「そ、そそそそんな恥ずかしいこと…で、出来るわけないでしょっ！」

「杖は…離して…なかったんだね」

　相変わらず、杖の攻撃力は凄い。

　使い方を間違ってるけど。

　と言うか、心の中を読まないで戴きたい。

　まぁ、アカネに殴られても直ぐに治るけど。

「ホント…その回復力…異常よね」

　たんこぶなんて直ぐに引っ込む。

「まぁ、アカネ程度ならなんて事…ﾌﾞﾊﾞｯ!?」

「じゃあ、治らなくなるまでやってみようかしらぁ？」

「いやいやいや、待ってっ!?　痛いモンは痛い…ｸﾞｱｯ!?」

「…ホント…仲良いわねぇ……」

　エリスさん、ホントにそう思ってるなら、眼科に行って欲しいです。


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