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びっちカノジョ 【2期目】
第12章 Scene.11
 
 そうは言いつつも、治まってきたのはアッシらくらいなもんで。

 周りは依然として酒池肉林。

 部屋の中からも、喘ぎ声が聞こえ続けてるッス。

「何より………」

 アッシらの部屋はまだ先。

 今居る場所だけ匂いが薄れても仕方ないんスけど。

 先を見れば、やはりハメまくってる連中。

「グフッ…ファ○リーズはこんなモンじゃ無いべっ」

 うおぉぉぉっと叫びながら、またシュッシュッと始めたッスよ。

 何気に楽しそうなのでほっとくッスけど。

「グフッ…どんどん浄化してくべっ」

 辺り構わずシュッシュッと撒き散らしてるオーク。

「グフッ…これなら余裕だべっ」

 また新たな容器を出したッスけど、ホントにどっから出してるんスかね。

「グフッ…楽勝だべっ」

 手当たり次第と言うか、何も考えずにシュッシュッしまくってるッス。

「きゃあっ?!」

「な、何だよっ」

 しまいにはハメまくってる連中にまで掛けてるんスけど。

「グフッ…ゴメンだべっ」

 絶対悪いと思ってないッスよコイツ。

「まだまだいくべっ。ほらほらほ………んんっ?」

 調子に乗ってたツケが来たみたいッス。

 シュッシュッがシュコシュコとしか聞こえなくなったッスよ。

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