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龍、人生の絆
第8章 仲間
「まぁ、まぁ…優子君
そんなに怒らんでも…」
「ですが…」
「ところで結花…何の用だ?」
結花はいきなり
龍の前で気を付けの姿勢になって
「社長、報告があります。」
「何だね?」
「私…彼氏が出来ました!」
「な、何っ?!!」
「結花…熱は…ないよな?」
「社長!失礼ね!」
「いやいや…結花、お前…」
「はい…」
「俺との約束…
達成したのか?
したんだな?」
龍は目頭が熱くなった。
優子、由美は既に泣いている。
「社長…私…私…
社長との約束を果たしたよ。」
結花は目に大粒の涙を一杯溜めて
龍に抱きついていった。
「結花ちゃん!!」
優子は結花を止めたが
龍はそれを制した。