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第10章 名実共に

「お帰りなさい。」

ルナは精一杯の笑顔で迎えた。

「疲れたでしょう？
食事？先にお風呂？」

「先に風呂に入る…」

龍はそう告げると着替えを始める。

ルナは着替えを手伝いながら

「龍さん、
龍さんの会社に
お世話になろうと思います。
宜しくお願いします。」

「そうか…良かったな。」

笑顔でルナの頭を撫でる。

「はい…」

俯きながらルナは答えた。

龍が入浴中に冷えたビールを用意し

自分も急いで寝室へ戻り着替えを始めた。

龍が先に入浴する時は必ず抱かれる。

ルナは下着を普段用から

色っぽい物に付け替えた。


普段なら恥ずかしくて

決して着ける事はないのだが…

少しでも龍のお気に入りの

姿で抱かれたかった。

下着にスケスケのネグリジャ姿で

居間で龍を待った。

先に入浴する時の龍は食事は遅くに取る。

そういう時は昼食をかなり遅めに

取っているはずなので

一緒に食べる事はない。

ルナはそれが不満であり寂しくもあった。

居間でお茶を飲みながら待つルナ。

その姿はネグリジェの下は

ハイレグの紐付きパンティーに

レースのブラ…純白だ。