この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
龍、人生の絆
第3章 心に住む魔物

「本当にごめんなさい。
私、なんて事を…
魔が差したんです。
本当にごめんなさい…」

泣きながら弁明するルナを横目に

龍は冷蔵庫から

日本酒とお猪口を取り出し

お猪口に半分日本酒を注いだ。

それをルナに差し出し

「まずはこれを飲みなさい。」

飲むように勧めルナも頷きながら

それを飲み干した。

高いアルコールがルナの胃の中に

熱く流れ込んでいく。

やがてそれはルナの

気持ちを落ち着かせた。

気持ちが落ち着いてくるとルナは

今自分がとんでもない事を、

取り返しがつかない事を

しでかしたと改めて実感し

絶望の淵に立っていた。

「私もこれで終わりかな?」

そんな事を考えて

うな垂れているルナに向かって

「落ち着いたかな?」

「うん…」

「何であんな事をしたのかな?」

「… … …」

「黙っていては
分からないだろう?
正直に言ってご覧…」

「魔が差したんです。
お財布の中に
お札の束があって…
明後日まで
どうしてもお金が必要で…
気が付いたらお財布から
お金を抜いていたんです。

その時は少し位なら
無くなっていても
すぐには気が付かないだろうって…
本当にごめんなさい。

私、取り返しの
つかない事をしてしまった!」
/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ