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龍、人生の絆
第4章 絶望…希望…
「え?やべっ!!」

相手はそう言って電話を切る。

携帯の表示を見ると

名前とデリヘル指名客と

表示があった。

携帯自体は主人は見た事がない。

主人は動揺より

先に怒りがこみ上げてきた。

「デリヘル?フェラ?素股?
一体これはどういうことだ?」

「恵子!恵子!」

「どうしたの?あなた…?」

ルナはいきなり何を騒いでいるの?

という風な素振りを見せた。

「恵子、お前は一体私がいない間
何をしているのかね?」

「え?何をって…
いつも話している
事ですけれど…」

「では、これは一体なんだね?
今電話が掛かってきたが?」

と着信履歴を見せた。

「バレタ!!」

ルナの頭の中が真っ白になった。

「そ、それは…」

「それは、何だね?」

「あなた…
ごめんなさい…」

「ごめんなさいでは
分からないだろう?
きちんと説明しなさい!」

ルナは初めから正直に説明した。

パチスロで借金をした事。

それを補填する為に

デリヘルのバイトをしていた事。

電話は営業用だという事。

正直に白状すればもしかしたら

許して貰えるかもしれない?

そんな事を考えながら話をした。

話が進むにつれ

主人の表情がこわばり、

怒りを前面に出していた。
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