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第4章 絶望…希望…

しかし、結果的にルナには

安定した収入がない為

子供は引き取る事が

出来ないとの事だった。

法律的にそうであり、

また、子供の事、

考えると母親の職業が

これでは世間体も悪い。

ルナは泣くしか出来なかった。

同僚が毎日の様に慰め、

励ましてくれたがそれも

ルナにとっては辛かった。

「龍さん…」

ルナは最後の砦というべきか？

いや相手はそうは思っていないだろう。

しかし、今現在頼れるのは

龍さんだけかもしれない…

ルナは今まで一度も掛けた事のない

龍の携帯に電話を掛けた。

「駄目なら…死のう…」

ルナは思いつめた表情で

電話を手に取った。

うまくいく確立は

ほぼ0％に近いかもしれない。

でも、話を聞いて貰えるだけでも…

ルナはそう思っていた。