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第8章 仲間

二人は受付に入ると受付嬢の紀子が

「社長、お早う御座います。」

と頭を下げた。

「おはよう…
今日は月例の朝礼会だから
紀子も忘れずに出席する様にね。」

と、声を掛ける。

「分かりました。
必ず出席します。」

「今日の朝礼は良い事あるぞ。」

「楽しみにしています。」

紀子は嬉しそうに笑みを浮かべた。

ルナはひとまず

社長室に連れて行かれ時間を待った。

ルナの手続きは

朝礼会が終わってから…

間もなく優子が入ってきた。

秘書課の主任である。

「お早う御座います。
朝礼会がもうすぐ始まります。
その後、本日の予定を
お知らせします。」

と、業務事項を伝える。

「分かった…
優子君、あまり無理な
スケジュールは
組まないでくれよ。
年のせいか体が持たん…」

「嘘ばっかっり…」

と、優子はクスッと笑った。

優子は美人の見本みたいな美形である。

顔は整い、体つきも

少し長身のスレンダー系で

胸もそこそこ大きい方だ。

髪はルナと同じ位に長くストレート。

「綺麗な人…」

恵子の素直な感想である。