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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
梨乃が口に手を当てたまま、静かにゆっくりと聞いた。
「本当?・・・」
沙紀が真面目な顔で一度頷いたのを見て、梨乃と心愛は再び声をあげながら、両手で口を塞ぐ。

「え~!!俊君とラブホに行ったってことは・・・その、したの?・・・」
心愛が梨乃と沙紀を交互に見つめながら、頬を染めて言った。

「・・・うん・・・」

沙紀の返事を聞いて、梨乃と心愛は小さく叫びながら抱き着き、座ったままピョンピョンと撥ねて、驚きと照れを表現する。
そしてそのまま沙紀に再び抱き着いて行った。
3人共、顔を近づけて何故か小声で話し始める。

心愛が聞いた。
「どうだったの?その・・・つまり・・・痛いの?」
「うん、痛かったよ。裂けていく感じ?」
一瞬にして表情が強張った心愛を見て、沙紀は心の中でペロリと舌を出しながら更に言った。
「ハッキリ言うとね・・・すっっっっっごく!痛かったの。気絶するかもって思うくらい」

沙紀の言葉を聞いて泣きそうな顔になってきた心愛を見て、梨乃は吹き出しそうになるのを我慢した。

痛いとは聞くけど、そこまでじゃないでしょ・・・もう、沙紀ってば・・・あっ・・・

梨乃も、気になることを聞いてみた。

「避妊はしてくれたんだよね?」
「うん、もちろん」
沙紀が笑顔で返事をすると、ホッとした表情を梨乃も見せた。
「よかったね、沙紀」
「ありがと」

でも・・・、心愛が浮かない顔をしたまま言った。
「沙紀がこの中で一番最初に経験するなんて・・・てっきり、その・・・梨乃かなって思ってたよ」
「私だって、その時まで今日経験するんだ、なんて想像もしてなかったよ」
沙紀の答えにふ~ん、と頷く心愛。
興味深そうに、梨乃が聞いた。
「どんな流れでホテルに行こうってなったの?強引に誘われたの?」
心愛も興味津々な表情で沙紀を見つめる。

「水族館でね・・・」
沙紀が丁寧に説明を始めると、その言葉に梨乃と心愛は一喜一憂しながら、それで、それで、と次の展開を催促した。
照れながらも話をしていくうちに沙紀は、友達にこうして話せるような初体験で良かったと、心から思える様になってきた。

彼の優しい言葉や身体の痛み、全部がいい思い出としていつまでも忘れない、と思った。
それに・・・
こうして友達に話していることだって・・・いい思い出になる!

沙紀は2人にハグをしようと元気よく体を起こした。
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