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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

旅行 4日目♪
6人は別荘からバスで2時間ほどの距離にある遊園地とプール、そしてアウトレットモールが同じ敷地内にある、複合レジャー施設に遊びに来ていた。
昼は遊園地とアウトレットモールでショッピング、夜はナイトプールで過ごすという、女子3人からのリクエストに応えた日だった。
夏休みと言っても平日で家族連れは少なく、やはり学生風のグループが目立つ。
スマホから園内の状況を確認していた心愛が声をあげる。
「凄いよ!どのアトラクションも待ち時間、ほぼ無、だって!」
それを聞いて梨乃と沙紀が歓声をあげた。
3人の女の子達は早くも目を輝かせ興奮している。
「やった~!ここはね絶叫系の乗り物が多くて有名なんだよ!それでね、1日で全部制覇すると記念品をくれるんだって!がんばろうね!」
梨乃が琢磨の左手を両手で握り、左右に揺らしながら笑顔で話す。
「それ聞いたの・・・3回目だし・・・」
彼女の明るさに比べると、琢磨の表情は硬く口数は少なかった。
「そう?あはは、まあいいじゃない。それより記念品ってなんだろうね?楽しみだね!」
既に絶叫系の乗り物を全制覇して、記念品を貰うことが前提となっている話し方に、琢磨は勿論、俊と京一も嫌な汗を掻き始めた。
3人共、ジェットコースターの様な絶叫系の乗り物が苦手だったのだ。
マジか?梨乃ちゃんは全部乗るつもりなのか?・・・あ、ありえないだろ・・・そうだ!心愛は絶叫系が苦手かもしれない!・・・
京一は、心愛と一緒にメリーゴーランドやゴーカートに乗って、イチャイチャでユルユルと過ごす1日を期待しながら彼女を見た。
「京一!今の聞いた?聞いたよね。記念品くれるんだって!私達も負けないでゲットしよう!うん!」
大きな目を更に見開き輝かせる。そして自分を見つめ、こぶしを握り締めている彼女を見て、期待が一瞬にして砕け散った京一は、うな垂れた。
なんだよ・・・虫が嫌いで大騒ぎするくせに・・・絶叫系は平気なのか!・・・
俊は沙紀に努めて明るく話し掛ける。
「俺達は別に記念品は要らないよな?それよりここのアウトレットってブランド物が安いらしいから、楽しみだよな!最初から行っちゃう?」
3人の女の子の中で一番おしゃれにはうるさい沙紀なら、この話に乗ってくるだろう。そう計算したのだ。
6人は別荘からバスで2時間ほどの距離にある遊園地とプール、そしてアウトレットモールが同じ敷地内にある、複合レジャー施設に遊びに来ていた。
昼は遊園地とアウトレットモールでショッピング、夜はナイトプールで過ごすという、女子3人からのリクエストに応えた日だった。
夏休みと言っても平日で家族連れは少なく、やはり学生風のグループが目立つ。
スマホから園内の状況を確認していた心愛が声をあげる。
「凄いよ!どのアトラクションも待ち時間、ほぼ無、だって!」
それを聞いて梨乃と沙紀が歓声をあげた。
3人の女の子達は早くも目を輝かせ興奮している。
「やった~!ここはね絶叫系の乗り物が多くて有名なんだよ!それでね、1日で全部制覇すると記念品をくれるんだって!がんばろうね!」
梨乃が琢磨の左手を両手で握り、左右に揺らしながら笑顔で話す。
「それ聞いたの・・・3回目だし・・・」
彼女の明るさに比べると、琢磨の表情は硬く口数は少なかった。
「そう?あはは、まあいいじゃない。それより記念品ってなんだろうね?楽しみだね!」
既に絶叫系の乗り物を全制覇して、記念品を貰うことが前提となっている話し方に、琢磨は勿論、俊と京一も嫌な汗を掻き始めた。
3人共、ジェットコースターの様な絶叫系の乗り物が苦手だったのだ。
マジか?梨乃ちゃんは全部乗るつもりなのか?・・・あ、ありえないだろ・・・そうだ!心愛は絶叫系が苦手かもしれない!・・・
京一は、心愛と一緒にメリーゴーランドやゴーカートに乗って、イチャイチャでユルユルと過ごす1日を期待しながら彼女を見た。
「京一!今の聞いた?聞いたよね。記念品くれるんだって!私達も負けないでゲットしよう!うん!」
大きな目を更に見開き輝かせる。そして自分を見つめ、こぶしを握り締めている彼女を見て、期待が一瞬にして砕け散った京一は、うな垂れた。
なんだよ・・・虫が嫌いで大騒ぎするくせに・・・絶叫系は平気なのか!・・・
俊は沙紀に努めて明るく話し掛ける。
「俺達は別に記念品は要らないよな?それよりここのアウトレットってブランド物が安いらしいから、楽しみだよな!最初から行っちゃう?」
3人の女の子の中で一番おしゃれにはうるさい沙紀なら、この話に乗ってくるだろう。そう計算したのだ。

