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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

撮影した写真をチェックした沙紀がつぶやいた。
「俊・・・目が笑ってないけど・・・」
やがて出発の合図と共にジェットコースターが動き出した。
歓声をあげ、係員と手を振り合う彼女達。
既にバーを握りしめ、俯きがちな彼氏達。
対照的な様子のカップルを載せ、始めの坂をゆっくりと登り始める。
カンカンカンカン・・・
規則正しく金属音を響かせながら最高到達点へ向かって行く。
座っている姿勢が斜め上向きになり、背もたれに背中が押し付けられる。
高さが増すにつれてテンションが上がっていく彼女達。
逆に下がっていく彼氏達。
「キャ~どんどん高くなってくよ~!あっ琢磨見て!遠くに海が見えるよ!きれ~い!
高いと気分がいいよね!ね!」「おっおう・・・そう、だね・・・」
梨乃!・・・高い高いって言うな!・・・
「気持ちい~ね、京一!わっ下を見て!人が小さく見えるよ!お~い!キャ~手を振ってる! 京一も手を振ってよ!え?なんで振らないの!」「お、お~い・・・」
心愛!・・・下なんか見れないし、手を離せるわけないだろ!・・・
「高い所まで来ると風が気持ちいいね!俊、ここでも写真撮ってよ!ねえ!」
「だめだめだめだめだめ!・・・」
沙紀!・・・無茶言うな!そんな余裕も無いわっ!・・・
ジェットコースターは順調に頂点まで登りきり、更に静かに前進していく。
万歳をして落ちていく瞬間を待っている彼女達とバーを握りしめ俯いている彼氏達。
先頭に乗っている琢磨は、俯きながらチラと前方を盗み見た。
レールが無い!レールが無い!落ちる!!
琢磨だけではなく京一も俊も、隣の彼女の歓声も聞こえない、自分の世界に入っていた。
突然、ふっ・・・とお尻が浮く感覚の後、垂直に、と感じてしまうような急角度のまま、ジェットコースターは落ちて行った。
彼女達に黄色い歓声を、彼氏達に魂の叫びを発生させながら、ジェットコースターはそのまま猛スピードで、すぐに連続したカーブに突入する。
風邪で、綺麗にまとめてきた女の子の髪がくしゃくしゃになる。
左右に身体が振られながらでも笑い声をあげ、手をあげたままの彼女達。
汗で手が滑りそうになりながらも、バーを握りしめ脚に力を入れて踏ん張っている彼氏達。
続いてやって来たアップダウンのコースには、2度3度とお尻を浮かせられてしまう。
「俊・・・目が笑ってないけど・・・」
やがて出発の合図と共にジェットコースターが動き出した。
歓声をあげ、係員と手を振り合う彼女達。
既にバーを握りしめ、俯きがちな彼氏達。
対照的な様子のカップルを載せ、始めの坂をゆっくりと登り始める。
カンカンカンカン・・・
規則正しく金属音を響かせながら最高到達点へ向かって行く。
座っている姿勢が斜め上向きになり、背もたれに背中が押し付けられる。
高さが増すにつれてテンションが上がっていく彼女達。
逆に下がっていく彼氏達。
「キャ~どんどん高くなってくよ~!あっ琢磨見て!遠くに海が見えるよ!きれ~い!
高いと気分がいいよね!ね!」「おっおう・・・そう、だね・・・」
梨乃!・・・高い高いって言うな!・・・
「気持ちい~ね、京一!わっ下を見て!人が小さく見えるよ!お~い!キャ~手を振ってる! 京一も手を振ってよ!え?なんで振らないの!」「お、お~い・・・」
心愛!・・・下なんか見れないし、手を離せるわけないだろ!・・・
「高い所まで来ると風が気持ちいいね!俊、ここでも写真撮ってよ!ねえ!」
「だめだめだめだめだめ!・・・」
沙紀!・・・無茶言うな!そんな余裕も無いわっ!・・・
ジェットコースターは順調に頂点まで登りきり、更に静かに前進していく。
万歳をして落ちていく瞬間を待っている彼女達とバーを握りしめ俯いている彼氏達。
先頭に乗っている琢磨は、俯きながらチラと前方を盗み見た。
レールが無い!レールが無い!落ちる!!
琢磨だけではなく京一も俊も、隣の彼女の歓声も聞こえない、自分の世界に入っていた。
突然、ふっ・・・とお尻が浮く感覚の後、垂直に、と感じてしまうような急角度のまま、ジェットコースターは落ちて行った。
彼女達に黄色い歓声を、彼氏達に魂の叫びを発生させながら、ジェットコースターはそのまま猛スピードで、すぐに連続したカーブに突入する。
風邪で、綺麗にまとめてきた女の子の髪がくしゃくしゃになる。
左右に身体が振られながらでも笑い声をあげ、手をあげたままの彼女達。
汗で手が滑りそうになりながらも、バーを握りしめ脚に力を入れて踏ん張っている彼氏達。
続いてやって来たアップダウンのコースには、2度3度とお尻を浮かせられてしまう。

