この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

回る方向が逆になる渦巻状のコースを続けて通った後には、気持ち悪くなってしまった彼氏達に比べて、変なモノでも食べてしまったのかと思う程、彼女達は手を挙げ笑い続けている。
そのまま最高の気分と最低の気分のカップルを載せて、ようやくジェットコースターはスピードを落としながら、スタート地点に戻ってきた。
降り口から出てきた梨乃達は、お互いのボサボサになってしまった髪を見て大はしゃぎだった。
スマホで写真を撮り合っては盛り上がっている。
それを横目で見ながら、彼氏達はまだ軽い放心状態のままだった。
「手の汗がヤバいんだけど・・・」
琢磨が手を拭きながら溜息をつけば、京一は腰の辺りを擦っていた。
「体中に力を入れていたから、筋肉痛になりそうだよ」
「それな、俺は首が痛くなってるよ」
俊も首筋を擦っている。
3人共目を合わせると、また溜息をついた。
「ここって絶叫系のジェットコースターが、あと五つあるんだよ・・・」
「マジか・・・」
京一と俊が呆然とした表情を琢磨に見せた。
琢磨が言った。
「女の子達、それに全部乗る気だよな・・・」
返す言葉もない・・・そんな表情で京一と俊が琢磨を見る。
「でもな、それを耐えれば昨日話したように、俺たちの時間がやってくるぜ!」
「お、おう!」
少しだけ元気な声で励ます琢磨に、2人も静かに声をあげる。
「な~んだ!琢磨、まだまだ元気が残ってるじゃない!そうでなくっちゃね!」
髪を整え終えた彼女たちが戻ってきた。
梨乃が琢磨の手を引っ張って次のジェットコースターへと向かって行く。
京一と俊も同じように手を引かれていった。
「次はね、あの後ろ向きで2回宙返りをするジェットコースターだよ!楽しみだね!」
心愛の無邪気な声に3人の彼氏達はまたうな垂れてしまう。
しかし心の中では微かな希望の光を灯し続けていた。
そうだ・・・琢磨の言った通りここを乗りきれば、お楽しみが!・・・
京一は自分の手を引いている心愛を見つめ、少なからず感じている後ろめたい気持ちを打ち消す様に思った。
俺も琢磨も俊も、自分の彼女の事は大好きだけど・・・でも、友達の彼女も魅力的に思ってしまうんだよ・・・だから、少しだけ・・・これは浮気じゃないから・・・
そのまま最高の気分と最低の気分のカップルを載せて、ようやくジェットコースターはスピードを落としながら、スタート地点に戻ってきた。
降り口から出てきた梨乃達は、お互いのボサボサになってしまった髪を見て大はしゃぎだった。
スマホで写真を撮り合っては盛り上がっている。
それを横目で見ながら、彼氏達はまだ軽い放心状態のままだった。
「手の汗がヤバいんだけど・・・」
琢磨が手を拭きながら溜息をつけば、京一は腰の辺りを擦っていた。
「体中に力を入れていたから、筋肉痛になりそうだよ」
「それな、俺は首が痛くなってるよ」
俊も首筋を擦っている。
3人共目を合わせると、また溜息をついた。
「ここって絶叫系のジェットコースターが、あと五つあるんだよ・・・」
「マジか・・・」
京一と俊が呆然とした表情を琢磨に見せた。
琢磨が言った。
「女の子達、それに全部乗る気だよな・・・」
返す言葉もない・・・そんな表情で京一と俊が琢磨を見る。
「でもな、それを耐えれば昨日話したように、俺たちの時間がやってくるぜ!」
「お、おう!」
少しだけ元気な声で励ます琢磨に、2人も静かに声をあげる。
「な~んだ!琢磨、まだまだ元気が残ってるじゃない!そうでなくっちゃね!」
髪を整え終えた彼女たちが戻ってきた。
梨乃が琢磨の手を引っ張って次のジェットコースターへと向かって行く。
京一と俊も同じように手を引かれていった。
「次はね、あの後ろ向きで2回宙返りをするジェットコースターだよ!楽しみだね!」
心愛の無邪気な声に3人の彼氏達はまたうな垂れてしまう。
しかし心の中では微かな希望の光を灯し続けていた。
そうだ・・・琢磨の言った通りここを乗りきれば、お楽しみが!・・・
京一は自分の手を引いている心愛を見つめ、少なからず感じている後ろめたい気持ちを打ち消す様に思った。
俺も琢磨も俊も、自分の彼女の事は大好きだけど・・・でも、友達の彼女も魅力的に思ってしまうんだよ・・・だから、少しだけ・・・これは浮気じゃないから・・・

