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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1

海でも、琢磨の視線が自分のビキニの胸を食い入る様に見つめていたのは分かっていた。
食事をしている時も正面からガン見していたのも知っている。
もちろん見られてもしょうがない、大胆な水着を選んだのは自分だし、元々男の子の視線を集めるのは嫌いじゃなかった。
だから嫌な気分には全然ならなかったけど・・・
どうしよう・・・今だって嫌な気分じゃない・・・ただ、京一に悪いから・・・だからあんな風に琢磨君に、言っちゃったけど・・・
最初にしがみ付いたのは私の方なのに・・・琢磨君、変に思ったかな・・・
散々助けてくれていたのに・・・
胸を刺激されてモヤモヤした気持ちが溜まっている。身体の中が熱い。
「はぁ・・・」、少しだけ琢磨の胸に息を漏らしてしまう。
次の瞬間、ギュッと強く抱きしめられてしまった。
これぐらいは、許してくれるよね、京一。本当に怖いの。泣きたいのを我慢してるんだから・・・
琢磨君がこうしてくれなかったら、歩けないよ、私・・・
京一は、お化け屋敷を進む途中でランダムにパートナーを変えてみよう、と琢磨に話を持ちかけられてから、心愛以外の女の子とお化け屋敷を歩くなら、梨乃と沙紀のどちらがいいだろう、と何度も考えてみた。
勿論、心愛にしがみ付いてもらいながら行くのが一番楽しそうだが、もし他の女の子と行くなら・・・
実際に、そのパートナーとなる女の子がやってくる、その時になっても京一は決めかねていた。
梨乃も沙紀も心愛とは違った魅力を持っている女の子だったし、冗談も通じあい、話が合う相手だったから結局どちらでもいいか、そんな考えに落ち着いてしまうのだ。
合流地点で先に待っている京一の元に、息を切らしながら走ってきたのは沙紀だった。
スレンダーな身体のラインが良く分かる、生地が肌に張り付いている様なワンピースだった。
長い脚を前に踏み出すたびに短めのスカートがヒラヒラと捲れて太腿まで露わになっているが、そんな事は気にする余裕も無いようだった。
脇目も振らず京一のもとに駆けてきた。そのままぶつかってしまうかも、そう思える勢いに身構えた京一の寸前で沙紀は止まった。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、京一の右手を両手で握りしめてくる。その仕草で此処まで来るのに、余程怖かったのだろうと、想像できた。
「大丈夫?ずっと走ってきたの?」
食事をしている時も正面からガン見していたのも知っている。
もちろん見られてもしょうがない、大胆な水着を選んだのは自分だし、元々男の子の視線を集めるのは嫌いじゃなかった。
だから嫌な気分には全然ならなかったけど・・・
どうしよう・・・今だって嫌な気分じゃない・・・ただ、京一に悪いから・・・だからあんな風に琢磨君に、言っちゃったけど・・・
最初にしがみ付いたのは私の方なのに・・・琢磨君、変に思ったかな・・・
散々助けてくれていたのに・・・
胸を刺激されてモヤモヤした気持ちが溜まっている。身体の中が熱い。
「はぁ・・・」、少しだけ琢磨の胸に息を漏らしてしまう。
次の瞬間、ギュッと強く抱きしめられてしまった。
これぐらいは、許してくれるよね、京一。本当に怖いの。泣きたいのを我慢してるんだから・・・
琢磨君がこうしてくれなかったら、歩けないよ、私・・・
京一は、お化け屋敷を進む途中でランダムにパートナーを変えてみよう、と琢磨に話を持ちかけられてから、心愛以外の女の子とお化け屋敷を歩くなら、梨乃と沙紀のどちらがいいだろう、と何度も考えてみた。
勿論、心愛にしがみ付いてもらいながら行くのが一番楽しそうだが、もし他の女の子と行くなら・・・
実際に、そのパートナーとなる女の子がやってくる、その時になっても京一は決めかねていた。
梨乃も沙紀も心愛とは違った魅力を持っている女の子だったし、冗談も通じあい、話が合う相手だったから結局どちらでもいいか、そんな考えに落ち着いてしまうのだ。
合流地点で先に待っている京一の元に、息を切らしながら走ってきたのは沙紀だった。
スレンダーな身体のラインが良く分かる、生地が肌に張り付いている様なワンピースだった。
長い脚を前に踏み出すたびに短めのスカートがヒラヒラと捲れて太腿まで露わになっているが、そんな事は気にする余裕も無いようだった。
脇目も振らず京一のもとに駆けてきた。そのままぶつかってしまうかも、そう思える勢いに身構えた京一の寸前で沙紀は止まった。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、京一の右手を両手で握りしめてくる。その仕草で此処まで来るのに、余程怖かったのだろうと、想像できた。
「大丈夫?ずっと走ってきたの?」

