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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第12章 イチャラブ 編 1-1
どうやらここまでは追ってはこないようだな・・・

俊は一息ついた。目をギュッと閉じて身体を預け、自分につかまっている梨乃を見つめる。
両腕と上半身には彼女の身体の感触がしっかりと伝わってくる。
華奢で柔らかく壊れそうな身体を思い切り強く抱きしめたい衝動に駆られながらも、あそこまで怖がらせなくてもいいのに・・・とも思う。
ただワザと梨乃をゾンビが出てくるポスターの近くに立たせたことは、反省していた。
ごめんね・・・心でそう呟く。しかし視線は目ざとく梨乃の開き気味の胸元から見える白い2つの膨らみに吸い寄せられている。

ノーブラの胸チラをガン見していた夜を思い出す。あの時は周りの友達の目を多少なりとも気にしていたが、今は覗き込みし放題だった。
幸い梨乃が離れたい、と言う気配はない。俊は遠慮なく見つめ続けた。
白くしっかりと盛り上がった膨らみは、俊が梨乃の上半身を落ちない様に抱きしめ直すたびに微妙に形と谷間の深さを変える。
触れば張りのある感触が伝わってくるだろうと、分かってしまう程近い、数十センチ先にある膨らみ。その全部を見たくなる。

上半身をもっと起こせば奥まで覗ける、そう思い廊下に置かれた椅子に腰かけようと歩き出す。
とたんに彼女は強くしがみ付いてきた。
いや、降りたくない!・・・
そう言って抱かれたまま上半身を押し付けてくる。
膨らみの感触を味わえるのは嬉しかったが、それでは胸チラを見ることが出来ない。
俊は椅子に腰かけると、梨乃の上半身を起こし顔を左肩に乗せた。
キスさえ出来そうなほどお互いの顔が接近する。

大きく空いた胸元から左胸の膨らみが簡単に覗けるようになった。
ブラのカップが邪魔をして先端の蕾はしっかりと隠されているが、今まで見たことがない程膨らみの全体が見えるようになった。
心愛の様な全体的な大きさは無くても、下からしっかりと盛り上がっている張りのある膨らみが、少し揺らすだけでカップの中でプルプルと揺れている。
カップがもう少しずれれば・・・全部見えるのに・・・
梨乃の上半身をなんとか動かして、カップと膨らみの間に隙間を作ろうと頑張っている時だった。

いやっ・・・
梨乃が呟いた。また降ろされると思ったのか。余程怖かったようだ。
俊はまだ彼女をお姫様抱っこしたまま離すつもりは無かったが、彼女の方からしがみ付いてきた。
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